朝ちょっと遅めに起き(「遅くにしか起きられなかった」ともいう)、チェックアウトして、適当に見つけたファミレスで朝食。今更ながら京都弁の「おおきに」に感動。
そして今日の目的地の一つ金閣寺にむかう。
それにしても、京都は運転しにくい。(全く運転しとらんお前がいうかっ!)
名古屋のマナーがすばらしいとはいわないが、バイクが車の左側からすごい勢いで抜かしていくし、車線変更もかなり強引につっこんでくる。自転車も「無理!無理!」といいたくなるような車間距離の間を縫うように横断していく。しかし、観光シーズンの京都、これくらいしないとどこにも行けないのかもしれないなぁ。

そうこうしているうちに「金閣寺」駐車場到着。ここはさすがに外人さんが多い。外人さんはなぜか薄着が多い。春とはいえ、まだまだ半袖じゃ寒い頃なのに、へっちゃらでノースリーブの人がいる。
修学旅行らしき中学生も多い。最近の中学生はタクシーであちこちまわっているようで、「○○中男子6班」のような張り紙をしてあるタクシーが何台も止まっていた。タクシーの運転手さんがガイドを兼ねているようで、班行動について案内していた。

そして、
でた~~!金閣寺

足利義満(一休さんにでてくる「将軍様」は義満だったよね)がおらおら状態で権力振りかざして建てたってイメージがあるが(あくまでも私のイメージです)、生で見てみると、バックの緑の木々や池などにもマッチして、すごくきれいだった。だけど、住みたくはないなー(←住めるかっ!)

金閣寺を出て次は銀閣寺へ。
ここは八代将軍足利義政(義満の孫)が建てた物で、「質素で高貴」といえばそうかも知れないが、思ったよりもかなり地味な建物だった。そして、義政は質素を追求していたわけではなく、本当は銀箔をはりつけたかったができずに没したため、今のような建物になっているというプチ情報を聞いて、なんだそうなんだ・・となんとなくがっかりした。

し、質素~!

でもやっぱり庭はすばらしく、木々の間を散策していると、マイナスイオン浴び放題って感じですごくすがすがしかった。


銀閣寺を出て、「哲学の道」を散歩。

川面を流れる桜の花びらが美しい。

なんと枝にはうぐいすが!

哲学の道沿いにあるおみやげ屋さんをぶらぶら。
「風の館」というモビールや風車やゆらゆらゆれ系の物を売ってる店をのぞく。
すると、なんだかやけにモビールが揺れ始める。そして私の体も揺れる。
誰かが「地震!?」と叫んだ。
「え?マジ?」と叫びあわてて店の外にでる。
外にでると、そこには何事もなかったように、のんびりと座っているショウちゃんが・・
「地震地震!」「うそー、どこでー?」「今、たった今!ここで!!」
しかし、周りを見渡しても、観光客はみんな、のどか~に散歩したり記念写真撮ったりしている。外にいるとこんなにもわからないものなのか・・。

今日の昼ご飯はラーメンと決めていた。京風ラーメンとか食べればいいんだけど結局はいったのは全国チェーンの「来来亭」。いつもながら繁盛していて少し待たされた分よけいおいしく食べる事ができた。
お腹がふくれたところで、最後の訪問地「伏見稲荷」へ。
車はちょっとはなれた「伏見稲荷第2駐車場に止めた。この駐車場前には、ラグビーファン、あるいは青春スポ根ドラマファンなら誰でも知っている「伏見工業高校」がある。

この高校は、ドラマ「スクールウォーズ」のモデルとなった学校で、元日本代表の大八木や平尾が出た高校である。「スクールウォーズ」はめちゃめちゃ荒れてた高校を一人の元ラガーマンの先生が、ラグビーを通じて立ち直らせ最後には全国優勝までしちゃうという実話をもとにしたドラマで、その先生役を山下真司がやっていた。(ちょっと前には照英が先生役で映画化されてた)
ものすごく大げさな演技でわざとらしいシーンもあったが、結構泣けるドラマであった。
というか、ドラマよりも何よりも、本当にドラマ通りの事をやってのけた先生がまさにこの目の前の学校にいたんだって事で感激してしまう。前にNHK「プロジェクトX」の「ツッパリ生徒と泣き虫先生」を見た時、思いっきり泣いてしまった。
そんな事で、私とショウちゃんは「うおー!伏見工業だぁー!すっげー!」なんて感激してるんだけど、子供達はそのテンションがわからず「へぇ~」くらいで終わってしまった。

とにかくその伏見工業高校前に車をとめ、5人で歩いて伏見稲荷に向かった。

ここは前にも一度来た事があるがお参りをしただけで終わったので、今回はもうちょっと奥まで行ってみた。

ものすごーく沢山の鳥居をくぐっていく。
ケンは「い~ち、に~い、さ~ん」と数えていたが、最後まで数えきる事はできなかった。

「おもかる石」さぁみんなの願いはかなうのか?



こんな看板が・・

カラスはそんなものまでくわえていくのだろうか?

伏見稲荷を出てまたまた伏見工業高校前まで歩き、車にのって帰路についた。


たった二日間だったけど、春の京都とてもキレイで大満足でした。まだまだ見た事がない名所がたくさんあるので、また出掛けたいなぁ。
新学期に入り、子供達もそれぞれ新しい環境になって、慣れるまではしばらく大変だろうけど、また時間があったらこうやってみんなで旅行に行きたいなぁ。
そしてこんどこそ、昔スキーや旅行に行ったときみたいに「貧民ゲーム」をへろへろになるまでやりたおそう!