3月20日はケンの小学校の卒業式だった。
アヤから始まって12年間御世話になった小学校だが、ケンの卒業により、私も「小学生の母」から卒業することになる。

駐車場に車を止めていると携帯が鳴った「席とってあるからね!」先に到着しているTさんからの電話だった。
我が子だけでなくSクラブのみんなや他の友達も写真に撮りたいと思っていた私にはめちゃめちゃありがたい!
会場の体育館にはいると、父兄席の一番前がキープしてあった。ベスポジ!


私の席から撮るとこんな感じ。

しばらくして式がはじまった。
体育館の舞台の幕が上がると、そこに卒業生が並んでたっている。そして男女1人ずつならんで舞台から降りてきて着席する。
ケンが前にでた。階段につまづきこけそうになっている。「こんな日くらい普通にできんのかっ!」と心の中でつっこみをいれる。

国歌斉唱のあと卒業証書授与となった。
担任の先生が一人一人名前を読み上げ、卒業生は校長先生が立つ演台に進む。
ケンの名前が呼ばれた。




ケンはしっかりと卒業証書をうけとった。
「これでケンはほんとうに卒業したんだなぁ」としみじみと感じ、「大きなけがも病気もせず、よくぞここまで大きくなってくれた」と思い、ちょっとじーんときた。

校長式辞、教育委員会告辞、来賓祝辞、来賓紹介と続き、「別れの言葉」となった。

卒業生は、小学校6年間の思い出を一言一言順番に声に出し、歌とともに感謝の気持ちを綴った。
合唱は、時々音が外れたりもしたけれど、誰も皆心をこめて歌っていた。
ここでこんな風に歌うために、この子達はどのくらい練習してきたんだろう。今ここで、聞こえる歌声もそうだけど、ここまで練習に費やしてきた時間も合わせて、この子達は私達や先生達に感謝の気持ちを贈ってくれているんだと思った。

それにしても、きちんとした卒業式だと思った。
卒業生はもちろん在校生の5年生も誰一人無駄口をきくものはいず、みんな本当にちゃんと、丁寧に卒業式を行った。

卒業式のあとは卒業生は各教室にもどり、先生と最後のお別れをする。その間に5年生が造花で作ったアーチをいくつも掲げて6年生を送り出す準備をしてくれていた。
そして卒業生が出てきた。


このあとは、校門前で先生を囲んでの写真撮影会となった。
私もバシャバシャと写真をとった。



あー終わっちゃった。
この小学校とも本当にお別れだ。
でもケン達はほとんどみんな同じ中学校に行くから、寂しくないのかな。
校門を出てからはみんな笑顔だった。

中学にはいると、今までよりもっと大変な悩みがいっぱい出てくると思うけど、こんな風に中学もみんな笑顔で卒業できたらいいなぁ。
ちょっと気が早いか・・

ケン卒業おめでとう!
今のその明るさを持ち続けることができれば、中学になってもきっと楽しく過ごす事ができるよ!出会った事、とにかくなんでも一生懸命がんばれ!