野球のルールブックの100分の1も理解していないであろう私がいうのも何だが「野球のルールって本当によくできてるなー」と最近思う。
試合はまず、投手と打者の一対一の勝負で始まる。個人対個人で考えれば、投手の投げた球を打者が打てなければ、投手の勝ちで、一つの勝負がつく。しかし、それ以外にグランドの中で本当に様々な勝負が絡み合いチームの勝敗に結びつく。結局はチームプレイなんだと思う。この辺もっと掘り下げて話したいのだが、にわか野球ファンの私の、おそまつな知識の程度がばれそうなのでやめておく。
とにかく、そのルールの上でプレイすることにより、信じられないドラマが展開されるのだ。

先日、甲子園での優勝を経験した人の話を聞く機会があった。

【平成元年(61回)決勝:東邦が延長10回逆転サヨナラ優勝】

上宮(大阪)  0 0 0  0 1 0  0 0 0  1 ・・・ 2
東邦(愛知)  0 0 0  0 1 0  0 0 0  2× ・・・ 3

このスコアを見て、試合の様子を思い出せる人は、結構な高校野球ファンだと思う。(ショウちゃんは、当然覚えていた)

上宮にとっては本当に残酷な幕切れ。東邦・山田と上宮・宮田の投げ合いで1-1の緊迫した投手戦となり、そのまま延長戦に突入。10回に1点をとり上宮が勝ち越し、これで決まりか?と思われたが、その裏、なんと2死2塁でヒットがでた。ランナーがホームインしガッツポーズ。そしてその場面で三塁・種田が痛恨の二塁悪送球、ボールは外野を転々と転がっていき、サヨナラのランナーホームイン。グランドにしゃがみ込む上宮ナイン・・。http://www.youtube.com/watch?v=LjbhZ5QiRxQ

今回お目にかかったのは、なんと、そのサヨナラのランナーだった人なのだ!
決勝戦のビデオを見ながら、あれこれ聞いたりしゃべったりしたが、あの甲子園という舞台の緊張感はやっぱりすごいらしい。決勝戦ともなれば、半端じゃないだろう。野球での勝負の前に、緊張で実力が出せずに去っていった球児もいるだろうなーと思う。高校野球は当然トーナメントで、一つ負けたら終わりである。ず~~っとその張りつめた気持ちを持続させ、その上でチカラを出し切らなければいけないわけで、やっぱり、並大抵の練習、努力ではだめなんだろう。
気持ちで負けないためには「しごき」も必要なのだろう。
ここで、思い出すのが、部活動の中での暴力事件である。やっとの思いで甲子園へコマを進めた学校が、出場辞退を余儀なくされ、涙を流したという事がここ1.2年にもあった気がする。
部活内の「指導」なのか「暴力」なのか、その境界線はどこなんだろう。
「絶対に勝たせてやりたい!」という「愛情」なのか、「自分たちもそうだった、スポーツとはそういうものだ!」という特に理由のない「感情のはけ口」なのか・・
実際に殴られた経験のある人は、この境界線がわかるのかなー

話はそれてしまったが、

スポーツの秋!

熱いトークで、のどカラカラ・・冷えたビールがうまい!
↑どんな締めくくり方やっ!