私は、受験勉強をしている、部活をがんばっているアヤ、リエに、野球をやっているケンによく「がんばれ!」と言っている。このブログでも、試合や練習の事をアップすると、最後に「がんばれケン!!」なんて熱く締めくくったりしている。
しかし、時々思うのは、励ましてるつもりで使ってるこの言葉が、ものすごくプレッシャーかけてるんじゃないか、テンションを下げてるんじゃないのかということ。
前にYUKKYに聞いた話である。
2001年9月11日ニューヨークの世界貿易センタービルがテロにあって破壊された事件があったが、そのときYUKKYの友達が、たまたまニューヨークに訪れていた。
厳戒態勢がはられ、交通も寸断され、ホテルに缶詰状態で日本に帰る事ができない友人に、YUKKYをはじめ、何人もの人が励ましの電話をかけた。「大丈夫~?」から始まり「大変だけど、頑張ってね」で終わる。もちろん、心から心配して、友人の身を案じての言葉だ。しかし何度か電話をしているうち、その友人の態度が変わってきたという。イライラした口調で「もう!何を頑張ればいいの!!」と言われたらしい。
自分ではもうどうにもできない、何も変えられない状況で「がんばれ!」といわれれば、確かにこんな気分になってしまうのかもしれない。

その状況とは違うが、自分がめいっぱい頑張っているときに「がんばれ!」って言われると、「もうこれ以上どう頑張ればいいの!」と叫びたくなるだろう。

でも、私が、私達が、子供達にかける「がんばれ!」は「頑張れ!」とは違う気がする。「もっと勉強しなさい」とか「もっと素振りをしなさい」とか「頑張って試合に勝ちなさい」とかそういう事ではなく、「ここで、応援してるよ!」「ここでちゃんと見てるよ!」って感じだと思う。
それがうまく伝わらないと、タダのプレッシャーになってしまう気がする。

とにかく、私はこれからも子供達に、ことあるごとに「がんばれ!」を言い続けるだろう。
今はプレッシャーに感じても、いつか絶対に「がんばれ!」の奥から伝わる「一人で戦ってるんじゃないだ」って思いに気がつくと思う。

う~~ん、なんだか最近私「熱い」ですね~。