今日卒業式をむかえるリエは、昨日すでに通知票、卒業文集などをもらって帰ってきた。卒業アルバムももらったそうだが、今日みんなにメッセージを書いてもらうために、学校においてきたらしい。
ちょっと前に受け取ったたくさんのプリントの中に、詩が書かれた一枚の紙が出てきた。

リエに、「この詩は自分で書いたの?」と聞いたら、国語の先生がアンケートをもとに生徒一人一人に書いてくれた詩だという事だった。
卒業生全員に書いてくれたって事はいったい何人分?
「104人だよ」とリエは答えた。
そういえば、少し前にリエが興奮して話していたのを思い出した。
「国語の先生が理恵達全員に、一人一人違う詩を書いてくれてさー。もう感激して泣きそうになったー」そういっていた。
その時は聞き流してしまったわけだが、あらためて、子供達の為にここまでしてくれる先生をすごいと思った。104人分の詩をキーを打つってだけでも大変なことだろう。まず詩を考える時間、それを入力する時間、その間ず~っとある一人の生徒の事を思い、考えているわけだから、本当に一人一人に対する暖かい思いがなくてはできないことだ。
新聞テレビからは毎日たくさんの犯罪が報道される。その中に先生という立場の人がおこす犯罪も少なくない。
私が子供の頃、学校で先生に叱られたと親にいうと、たいして理由も聞かず「あんたが悪い!」といわれた。当時は「先生」はそんな風に絶対的な信頼をえていたんだなーと思う。しかし、今は、親が先生を訴えるなんて話まで聞く。
卒業がせまっているここ1、2週間リエの口からは「あ~~卒業したくない~~。みんなと別れたくない~。」という言葉をしょっちゅう聞いた。3年間中学に通うのがほんとに楽しそうだった。通知票の記録の欄の欠席日数ゼロ、遅刻も歯医者に行った(歯の矯正がはずれ痛くてたまらなかった)たった1回だけ。
こんな気持ちで中学を卒業出来るなんて本当に幸せな事だ。いい友達に出逢い、言い先生に巡り会えたおかげだと思う。
色々な先生がいるが、ほんとうに子供達のことを考え「先生」という職業に誇りをもっている先生もたくさんいると思う。そんな先生達にめぐりあえたおかげで、リエはこれから先、中学を思い出すたび、なつかしくあたたかい気持ちになれるだろう。
「中学なんて思い出すのもいや」なんて子もいるんだろうなー。
今日の卒業式、リエ達卒業生は「あおげば尊し」を歌わない。
「先生」を思いっきりたたえたその歌は、今の時代の卒業式にはふさわしくないという理由らしい。(この理由については、詳しい話は伝わってきてないので、機会があったら詳しく聞いてみたい)
でも、リエのような気持ちで卒業する生徒もたくさんいる。
「あおげば尊し」ほんとうに心を込めて歌えると思うんだけどなー。
追記
上記の詩を見たショウちゃんは「何よりも心に残っていること」の部分をよんで
「あ~あ、もっといいとこ連れてってやればよかったなー」と言っていた。
ちょっと前に受け取ったたくさんのプリントの中に、詩が書かれた一枚の紙が出てきた。

リエに、「この詩は自分で書いたの?」と聞いたら、国語の先生がアンケートをもとに生徒一人一人に書いてくれた詩だという事だった。
卒業生全員に書いてくれたって事はいったい何人分?
「104人だよ」とリエは答えた。
そういえば、少し前にリエが興奮して話していたのを思い出した。
「国語の先生が理恵達全員に、一人一人違う詩を書いてくれてさー。もう感激して泣きそうになったー」そういっていた。
その時は聞き流してしまったわけだが、あらためて、子供達の為にここまでしてくれる先生をすごいと思った。104人分の詩をキーを打つってだけでも大変なことだろう。まず詩を考える時間、それを入力する時間、その間ず~っとある一人の生徒の事を思い、考えているわけだから、本当に一人一人に対する暖かい思いがなくてはできないことだ。
新聞テレビからは毎日たくさんの犯罪が報道される。その中に先生という立場の人がおこす犯罪も少なくない。
私が子供の頃、学校で先生に叱られたと親にいうと、たいして理由も聞かず「あんたが悪い!」といわれた。当時は「先生」はそんな風に絶対的な信頼をえていたんだなーと思う。しかし、今は、親が先生を訴えるなんて話まで聞く。
卒業がせまっているここ1、2週間リエの口からは「あ~~卒業したくない~~。みんなと別れたくない~。」という言葉をしょっちゅう聞いた。3年間中学に通うのがほんとに楽しそうだった。通知票の記録の欄の欠席日数ゼロ、遅刻も歯医者に行った(歯の矯正がはずれ痛くてたまらなかった)たった1回だけ。
こんな気持ちで中学を卒業出来るなんて本当に幸せな事だ。いい友達に出逢い、言い先生に巡り会えたおかげだと思う。
色々な先生がいるが、ほんとうに子供達のことを考え「先生」という職業に誇りをもっている先生もたくさんいると思う。そんな先生達にめぐりあえたおかげで、リエはこれから先、中学を思い出すたび、なつかしくあたたかい気持ちになれるだろう。
「中学なんて思い出すのもいや」なんて子もいるんだろうなー。
今日の卒業式、リエ達卒業生は「あおげば尊し」を歌わない。
「先生」を思いっきりたたえたその歌は、今の時代の卒業式にはふさわしくないという理由らしい。(この理由については、詳しい話は伝わってきてないので、機会があったら詳しく聞いてみたい)
でも、リエのような気持ちで卒業する生徒もたくさんいる。
「あおげば尊し」ほんとうに心を込めて歌えると思うんだけどなー。
追記
上記の詩を見たショウちゃんは「何よりも心に残っていること」の部分をよんで
「あ~あ、もっといいとこ連れてってやればよかったなー」と言っていた。