一昨日、エミリンと姉、姉の友達と一緒に見に行きました。
「りえも行く?」
と聞かれたとき、私は一度ことわりました。私はホラー映画なる物がすんごく苦手で、まともに見られるホラーは「シックスセンス」くらい。しかも今回の映画は、もう公開が終わりがけで、深夜にしかやっていません。怖い映画を見て、深夜一時ごろに普通に帰ってこれる自信がありませんでした。
しかし、何となく読んでいた雑誌に、
「妊娠二十箇月。いったい何を身籠もったのか。。。」
という文句を見つけ、、、、ど~しても気になって気になって。。。。
「、、、、ねぇねぇ。りえも行って良い?」
行きの車の中。
窓の外を見ていたら、、、
「神社がある!!あれは、、、、お墓だ!!」
もう泣きそうです。何で行くなんて言ってしまったのだろう。。。
チケットも買った。トイレも行った。席に着いた。、、、、もう逃げられない。
「NANA」のCMがやっていた。成宮くんカッコイイ。そんなことを言ってみても、恐怖が薄れる訳でもなく。。。
あぁ始まってしまった。。。
、、、、堤真一扮する京極堂が何かを言っている。難しくて分からない。京極堂の友達の関口君も、よく分かっていないようだ。
とにかく今は、京極堂の
「不思議なことなど何も無いのだよ、関口君。」
という言葉を信じていよう。
話も終盤。謎解きが始まった。
京極堂が言う。
「つまり、こういう事なのだよ、関口君。」
、、、は?
どういう事なんだい?京極堂。中学生の私にはわかりにくいのだよ。
「なるほど。つまりこれは、こういう事なのだね?京極堂。」
なに?関口君に先をこされた!!私の関口君への仲間意識は、無惨にも崩れ去った。
終了。
、、、あれ?怖くなかったなぁ。。。
ホラーと言うより、ミステリー?
映画が怖くないのだから、帰りも全然怖くない。神社だってお墓だって。カーラジオから流れてくる「オールナイトニッポン」で笑ったりした。
この映画は、恐怖感ではなく、最初っから見ていたにもかかわらず、結末が大まかなところしか分からないというミステリーを残して終わった。
大まかなところしか分からないにもかかわらず、なんか面白いというミステリーを残して終わった。
次の日、私はおつかいのついでに、原作本を買いました。
原作を読んで、きちんと理解した上でもう一回映画を見ようと思って。
でもやっぱり、本の中でも京極堂の言っている事は難しくて、同じところを三回は読まないと理解できない。しかも、京極堂のセリフが長いモンだから、時間がかかってしょうがない。読み終わるのはいつになる事やら。まぁそのときには、DVDのレンタルも「7泊8日」になっているだろうから、ちょうど良いと言えばちょうど良いのだが。
それまでは、何回も京極堂に聞いてやろう。
「それは、どういう事なんだい?京極堂。」
口調がだんだん「京極堂」になっていってしまったことを、ここにお詫び申し上げます。
連れて行ってくれてありがとうね!!エミリン!!