ケンが通う小学校には水泳指導の日というのがあり、夏休みの間数回学校のプールを開放してもらって、先生から指導をうける。その引率は、子ども会の役員と1年生の保護者が担当する。
このシステムはアヤの頃から変わらず、ってことは、私は11年前からこの引率に参加しているわけである。
やはり11年という年月は長い。
アヤの頃はそれほどでもなかったが、今年の引率はなんだかきつい!
ささっとご飯をかき込んで12時15分お宮さん集合。子ども達の問診票を集めチェック。そして学校に歩いて向かう。真夏の12時過ぎである。しかも今年は暑い!帽子をかぶり、日傘をさし、首に保冷剤いりのタオルを巻きそれでも、ぽたぽたと汗が落ちる。「車がきたよ~。ふちによって~」「こら!そこまっすぐ歩く!」といいながらやっと学校に到着。
学校のプールの鍵は先生がもっているので、早くついても入れない。先生が来て下さるのを待つ。
そして、子ども達がプールに入っている間、ひたすらプールサイドで待つ。ひたすら他のお母さんとしゃべる。しゃべっていないと暑さでどうにかなりそうなのだ。
このプールに参加する子どももかなり減ってきた。私達の頃は、家にいても暑く、外で遊ぶのももちろん暑く、夏休みのプールはすごく楽しみだった。しかし、今は、どこでもクーラーがついていて、涼しいところでゲームでもやっていた方が楽なんだろう。
「なんだかむなしな~」と思いつつ、時計の針が2時をさすのを祈るように待つ。
2時になり、子ども達が着替えるのを待って、問診票を返しながら人数を確認。全員そろったところで、またまた真夏の2時の太陽に照らされながら帰る。保冷剤はすでにくたくたでなま暖かくなっている。
とはいうものの、子ども達の方が毎日通って熟知している道。どこにカメの死体があって、どこの犬は頭をなでても大丈夫って事まで知り尽くしている。引率者など全くあてにしていない。それぞれさっさと歩いて、ちりぢりにいなくなってしまい、お宮さんに到着する頃には、2.3人しかいなくなっている。

昨日は私はその当番の、この夏2回目にして、人生最後のプール引率の日であった。
しかし、仕事の方がすごい状況になっていて、私が伝票を打たなければ、ヤマト運輸さんが荷物を積み込めない。お昼まえまでにすでに250個を越える注文がはいっていた。
う~ん。どうしたものか・・・。
とりあえず、昨日の段階で友人Yちゃんに、「行きの問診票チェックだけ行きます。あとはお願いします」と頼んでおいた。しかし、あの辛い道のりを自分だけ逃れるのは忍びなく、とりあえず行きは学校までついていった。
そしたら、Yちゃんが「あとはもういいよ!帰って仕事してりゃ~。帰りの迎えもこんでもいいでね~」と言ってくれた。
申し訳ないと思ったが、本当に助かった。ありがたく帰らせてもらった。
Yちゃんも、忙しく働いている人で大変だろうに・・。いや、だからこそ、気持ちを解ってくれて、助けてくれたんだろう。
ほんと感謝してます。ありがとう!
(Kちゃんも、大事な日に仕事出てきてくれてありがとう!)

というわけで、みんなに助けてもらってなんとか出荷も終わった。
そして、私の10数年のプール引率の歴史にもピリオドがうたれた。

あと夏休みの子ども会役員としての仕事は、最大のイベント「お地蔵さん祭り」のみ。
(ラジオ体操の方は一足はやく卒業)

がんばるぞ~!!