夏休みも始まり、いよいよ夏本番。このクソ暑い、仕事も忙しい時期に出張で韓国に来ています。今回の訪韓は新規制作した機械の確認であり、決して、カルビ、キムチ、冷麺が目的ではないことを、ここにはっきりしておきます。
7/21夏バテ全開の体にムチ打って、6:30頃名鉄電車に飛び乗り、今回も指定席完売で「ミュースカイ」に乗られず、さえない赤い電車でセントレアへ。
夏休みということで、大きなスーツケースを持った家族連れや、若い女の子達で座席は埋まっていました。そんなバカンスを楽しみにうきうきしている人たちに紛れて、私のようにスーツを着て、小さめのスーツケースにビジネスバックを、だるそうに引きずった人もちらほら・・・その人たちと、妙な連帯感を感じつつ中部国際空港へ。
チェックインをして、カードラウンジへ。このラウンジはゴールドカードを持っている人が無料で利用できる施設で、コーヒー、ジュース、ビール等が飲み放題、軽いお菓子、新聞、雑誌もあり、時間までゆったりとしたソファーでくつろげるスペースです。
旅行の機会が多い方には大変お勧めです。
しかし、飲み放題となるとお行儀が悪くなるのが、中年のおじさんグループで、我がもの顔でビールを仰ぎ、下品な会話と、あり得ないファッション。
私もおじさん達の世代になりましたが、あんなオッサンにならないように、リチャード・ギアのようなナイスミドルを目指し、日々努力することを堅く誓ったのでした。
まぁそこのカードラウンジで、コンビニサンドイッチをこそこそと食べ(別に持ち込み禁止とは書いてないのですが、恥ずかしいので何となくみんなに見られないようにしてます。リチャード・ギアはこんなことせんわなぁ~)、コーヒーとトマトジュースで燃料満タン、いざ、韓国へ!!
出国検査をし、手みやげを買って、搭乗し、テイクオフ・・・水平飛行になる前に、いつのまにか私も夢の世界にテイクオフしてしまいました。
目が覚めるとすでに旋回しており、着陸態勢に入っており、二時間弱の飛行時間ですが、三十分位に感じました。
窓から下を見ましたが、薄く雲がかかっており何も見えず、いきなり滑走路が見えてきて、無事に仁川国際空港に到着しました。
今、アシアナ航空が一部路線を除きストライキに入っており、アシアナの飛行機が見あたりませんでしたが、そのせいか、入国検査のカウンターまで一番近いところで飛行機を降りることができました。これは楽ちん!
入国し、カバンを受け取り、到着ロビーへ。そこで真っ先にお昼ご飯「キムチラーメンセット」を食べました。
二月に訪韓した際に注文して食べようと思ったのですが、訪韓前にかかったインフルエンザが完治していなかったので、ほとんど残してしまったのが心残りで、今回は完食いたしました。
韓国のラーメンは、食堂で注文しても、インスタントラーメンなのが不思議です。
日本でしたら、生めんを使うところ、韓国は乾めんが主流です。しかし、いろいろな野菜や、肉、唐辛子が入っており、キムチもおかわり可能で、これはこれでおいしいです。
お腹もふくれたところで、ホテルのあるソウル明洞へ、バスで移動です。
空港を出て、バス停へ。韓国も暑いなと思いつつバスを待っていると、汗がドンドン、後から後から吹き出してくるのです。そうです、キムチラーメンを汁まで飲み干して、体の中が唐辛子で燃えさかっているのです。
周りの人は、汗だくの私を見てどこか体調が悪いのかなと思ったかもしれません。
幸いバスの中はエアコンが効いていて、燃える男も徐々にクールダウンし、落ち着くことができました。空港からソウルまで、途中高速を使い約一時間かかりますが、料金はW7000、約700円です。
これは日本に比べると驚異的な安さで(日本が高すぎる!!)、乗っててなんか得した気分です。
そんなこんなで、いつも利用しているRホテルにチェックイン、幸運にもサービスでコーナールームにしてくれました。少しいつもの部屋より広いのでリラックスできます。
夕刻、S社と商談後、夕食をごちそうになりました。もちろんカルビ!!
おいしいお肉とキムチと真露のベストマッチ。写真を撮ることも忘れておいしくいただきました。
この日は、ソウルのネオンを横目に、疲れもあり十時頃就寝。
翌朝、よく寝たこともありさわやかなお目覚め。ジャージをGパンに履き替えて、いそいそと「ソルロンタン」を食べに・・・朝早いと言うこともあり(六時前では早すぎ!)お客は私一人でしたが、丁寧な接客をうけ、この店のキムチも最高で、おいしくいただきました。
十時にピックアップしてもらい、機械メーカーのS社訪問し、機械の確認、手直し箇所の指示、輸送スケジュール等打ち合わせをし、事務所のクーラーが故障していて暑いので、涼しいレストランへ行ってお昼にしようとのこと。待ってました!!
何がいいかと聞いてくましたが、一任し韓定食レストランへ。
好き嫌いが大変多い私ですが、このS社の方々とは機械の打ち合わせより綿密に、私の食べられないもの、大好きなもののミーティングをしており、決して鶏の料理が私の前に出ることはないのでした。
このレストランは、元々政府高官の家だったところを改装してあり、入り口から玄関、廊下、階段、部屋、部屋から見える庭と、非の打ち所がない位しっかり手入れが行き届いており、すばらしいところでした。
料理もいろいろなものが出てきて、いろいろ質問しながら、わいわいと楽しくいただきました。しかしこの中で唯一閉口したのが、エイの発酵させたものでした。
見た目は白身の魚の干物かなとおもいましたが、口に入れたとたん鼻を抜けるツーンとした刺激臭。少し涙目になりながら必死の思いで飲み込みました。これは韓国では高級品であり、この臭みがたまらないという人がいるとのことでしたが、ほとんど残っていたのでみんなも好きでないんだなと思いました。
仕事がきっかけですが、たくさんの韓国人の友人ができ、おつきあいをしていると、日韓の様々な問題があるけれども、人同士が友好を深めるのはそれほど難しくはなく、相手を尊重し、思いやればたやすいことだと思います。仕事上は私が買い手であり、韓国の人が売り手で、こちらの方が優位であるかもしれませんが、私の考え方は、売り手ではなく協力してくれるパートナーだということです。
このスタンスは崩さないように、いい関係を保ち、円滑に事業を発展させたいと思います。
「ヨッ!!社長カッチョイイ~~」@