アメンバー限定記事で書いていましたが、8月中旬に受けた乳腺エコーでしこりが見つかり、要精密検査になりました。

不安な1週間を過ごし、無事良性と判明しました。



事細かに残しておく心境ではなかったけど、良性とわかったので記録のため時系列で書いていこうと思います。


ちょこちょこ書いては保存して書きました。

長文ですのでお時間があるときに読んでくださいおねがい


⭐︎7月末 市の乳がん検診を受ける

40歳になってから偶数年は、市の乳がん検診が無料で受けられるので42歳の今年受けました。

仕事が休みやすいこの時期に。

内容は、マンモグラフィーと触診。

触診は希望者のみとのことでしたがお願いしました。

乳腺エコーは有料でどうしますか?と言われ、迷っていたところ過去に受けたことがあるなら今回はなくてもいいかもと言われ受けず。


マンモは2方向から。

貧相な胸なもんで痛かったですえーん


⭐︎8月9日ごろに結果が届く

異常なしとのこと。

ただクリニックの結果の紙に「不均一または高濃度乳房のため乳腺エコーの追加を推奨します」と書いてありました。

それまで、高濃度乳房というものを全く知らずここで調べると日本人の若い人(40代ぐらいまで?)に多い乳腺が発達した乳房のことのようでした。

マンモでは乳腺も病変も白く写るため、エコーを追加したほうがより正確に見つけられるとのこと。

迷わず乳腺エコーの追加を選びました。

でもちょうどクリニックも自分自身もお盆休みに入る時期で予約をとったのはお盆をあけてから。


⭐︎8月18日 乳腺エコー

若い女性の技師さん?看護師さん?によるエコーでした。

左から。

マンモを受けたときにはわからなかったしこりを見つけていて、エコーの前に伝えました。

そしたら、その部分をゆっくり何度も行ったり来たり。そこばかりかなりの時間をかけていたので、なんか怖くなりました。

右はそんなに時間もかかることなく終わり。

院長先生を呼ばれ、もう一度エコー。

技師さん?に「あーここやね。確かにあるね。」というように言われ、私にも

「しこり、ご自身でも感じておられたんやね。」

と。

そして、カラードップラに切り替えられ、少しオレンジが出るのを見せられ「ちょっとここ気になるんですよ。血流も少しあって。」と言われました。

3年前に卵巣がん疑いだったときも、カラードップラに切り替えられ血流の話をされたことがよみがえってきて、血流=よくないものと思い一気に不安に。

「この感じだといいものとも悪いものともどちらともとれるので、もう少し詳しく調べたいんですが、組織診をさせてもらっていいかな?」

と。かなり動揺しました。

え?悪いものかもしれないの?

まさか…という感じ。


針生検(組織診)をすることになり、診察室で説明を受け、予約を取りました。

やってる曜日が決まっていて、次の日も入ってたので空いているか聞くといけるとのこと。

次の日の17時に組織診の予約を入れてもらって診察室をあとにしました。


会計を待っている間、よくわからない組織診について調べたりしながら涙が出そうになり、必死で耐えました。小さなクリニックで、乳腺外科だけでなく、内科などの診療もあるところで、狭い待合室には人がたくさんいたので。

家には長男と夫がいたのですが、長男はもう色々わかる年なので、夫にLINEで報告しました。


⭐︎針生検

乳腺エコーをした部屋でしました。

血がベッドにつかないようにかペットのトイレシーツが敷いてありました。

局所麻酔をして、少し切開し、そこから針を通して組織を採取するとのことでした。

院長先生がエコーで見ながらされていました。

局所麻酔は痛かったけど一瞬の針の痛みのみ。

ノック式のボールペンをカチッとやるようにして乳房に器具がおされ、採取しました。

その振動とカチッというまぁまぁ大きな音が緊張しました。

4回ぐらい取って、最後が若干痛かったです。

終わって看護師さんが圧迫しながら止血。

エコーのジェルと血もふきとってくださいました。


着替えて院長先生からのお話をその部屋で待つように言われ…でも、全然来られない。

30分以上待って来られましたガーン

その間目の前に映し出されている前日のエコー画像をずっと見ていました。

サイズはこれかな?とか素人にはよくわからないけど、色々考えながら。


「今日は激しい運動は控えてくださいね。温まると血行が良くなって出血の恐れがあるから今日はお風呂はやめて、明日の朝からシャワーOKです。」とのことでした。

結果説明の診察予約は、通常1〜2週間で結果が出るから10日後ぐらいがいいけどと言われたけど、「できるだけ早めがいいです。」と伝えると、8日後にとってくださいました。


針を刺した部分はじんじんして、1週間ぐらいは弱い痛みがありました。

でも鎮痛剤もいらないぐらいだし、傷口は全く気にならないぐらいです。


⭐︎モヤモヤの1週間

お盆が明けて仕事も忙しくなってきてたけど、やっぱり色々検索魔になり、生検をしてもほとんどの人が良性だというのを見て希望を持ったり、乳がんのしこりは石のように固くてあまり動かないというのを見て、寝るときお風呂のときにやたらと触ったり。

ほんと落ち着かない日々でした。

結果説明の日は土曜日だったので、義母に子どもたちをみてもらうことにして夫から伝えてもらいました。

実母は、すぐ近くには住んでいないので、余計な心配をかけたくなくて検査結果が出てから伝えようと思っていました。

でも、夫が「言った方がいいんじゃない?」と言うので迷った末、伝えることに。

どう伝えようか考えてるときが一番しんどかったです。

電話ではうまく話せる気がしない、子どもたちもいるし。考えた末、LINEで伝え、また電話すると最後に書きました。

夜寝る前にLINEしたので、既読になったか気になって何度も何度も確認してあまり眠れませんでした。

結局夜に携帯は見なかったようで、早朝に既読がついていました。

仕事だったので、子どもがいない時間に電話するのはほぼ時間がなく、短時間で電話。

母は平静を装っていましたが、やっぱり最後は涙声に。泣き虫な母なのでこうなることがわかっていて、だから伝えたくなかったんです。

でも、勝手なもので私の胸のつかえは少し楽になりました。


仕事をしていても、新たにこんなことやりたいねという話や仕事の分担の話になると「もし悪いものだったら…」とよぎり、前向きに話せない自分がいました。

一番よく話をする先輩にだけ、生検を受けたことを話しました。こちらもLINEで。

面と向かって話す勇気がこのときはほんとになかったんです。泣かずに話せる気がしなくて。


もやもやの1週間も後半は、仕事がほんとに忙しくて考える暇もほとんどなく過ぎていきました。


⭐︎結果説明当日

夫がついてきてくれました。

車の中でもお互い口数少なく、重い空気が流れていました。

受付して待っている間、待合に貼ってあるがん検診のポスターを見て大腸がんとか胃がんとかも受けたほうがいいのかなぁと考えたり、提携病院の紹介を見て、もしダメなら卵巣がんの経過観察に行ってる病院かリンパ浮腫外来のある大学病院かどっちだろうとぼんやり考えたりしていました。

夫に「いい結果を信じてるわ。」と言われ、大きく頷きました。

すると名前を呼ばれて診察室へ。


入ると明るい感じの先生の顔。

「大丈夫でしたよ。」と。

「よかったーー。」と夫と顔を見合わせました。


結果は乳腺症でもなく、軽度の慢性炎症を起こしているとのこと。

なんかよくわかりませんが、かなりホッとしました。

このしこりが悪性になるということは、まず考えられないとも言ってもらえました。


ただ「エコーを見ながらしてるので針がちゃんとしこりに通ってるのは確認してますが万が一(しこりの組織がとれてない)ってこともあるので、半年後にまたエコーをしに来てください。」ともやっとすることを言われました。

100%なんてないってことなのかもしれないけど、なんか少しひっかかりましたショボーン


しこりは今もあります。

色々調べたときに良性のものはゴムのようなかたさでコロコロよく動くとありました。

結果を待ってる間は、そんなに動かない気がしていましたが、今は確かにコロコロ動きます。

半年後、もちろんエコーを受けにいくつもりです。


卵巣がんを告知されたときに言われた「血流がある」「充実部がある」この二つのワードが忘れられなくて、今回の血流がすごく心配でした。

1度目だって告知は嫌だけど、一度経験してるとそのときのことが思い出されて本当にしんどかったです。


結果を待っている期間によく知らない乳がんのことを調べて、タイプが色々あることを知りました。

もし悪性だったとしても、卵巣がんより生存率はかなり高いからとか、抗がん剤しなくていい型もあるみたいだからそれがいいなとか、最悪の場合も考えました。


閉経前に卵巣をとったので、エストラーナテープでホルモン補充をしてるのですが、乳がんはエストラーナテープ禁忌だそうで大丈夫かなぁと心配してました。


1週間の間にほんと色んなことを考えました。

もうこんな思いをするのは嫌だと心底思ったので、体にいいものを食べて、ストレスを溜めすぎないようにして、ほどよく体も動かしてと健康に気をつけようとあらためて思いました。


再発、転移と闘っているブロ友さんたち。

こんな思いを乗り越えて頑張っておられるんだなぁと感じました。

治療が奏功すること、心より祈っています。