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過去のことですが、ふりかえって書いていきます。
記憶が曖昧な部分もあり、ざーっとですが読んでいただけると嬉しいです

9月24日に卵巣がん疑いと告知され、1週間後に手術が決まりました。
そんな急スピードで手術の予約が入るなんて、ほんとはないと思います。
このことについてはまた今度。
前日に入院。
この日はとっても暇でした。
雑誌を読んだり、スマホいじいじしたり、普段はなかなかない一人のゆっくりした時間を楽しんでました。
と言っても、手術の説明だったり、入院中の説明だったり、口腔歯科での検査、口腔ケアだったりで色々ありましたが。
手術当日は、絶飲食。
手術着に着替え、弾性ストッキングをはきスタンバイ。
夫と母が来てくれて、手術室へ向かうまで緊張しながらもおしゃべりしてました。
術前に聞かされていた話では、卵巣癌は疑いのある部分を摘出して病理検査にかけてみないと悪性が良性か、はたまた境界悪性かわからない。術中迅速病理検査にかけて、良性なら腫瘍のある卵巣(私は右側)だけをとって終了。2時間程度の手術。境界悪性か悪性なら、反対側の卵巣、卵管、子宮、リンパ節もとるので手術は夕方までかかるとのことでした。
手術同意書をはじめにいただいたとき、主治医はまだ閉経前のアラフォーであることを理由に境界悪性なら右側の卵巣卵管をとるだけでもいいのではないかと言われました。いわゆる更年期障害が早まるのを防ぐためです。私も正直、更年期障害が早くやってくるのは不安があったし、子宮や卵巣が全て自分からなくなってしまうということが受け入れられていなかったのでそうしてもらおうと思いました。
でも、夫から「境界悪性も良性ではないんやから、残しておいて再発とか転位とかってなるより、少しでも不安要素はなくしたほうがいいんじゃない?」と全てなくなることへの私の気持ちもくんでくれながら言われました。そして、悩んだけど境界悪性でも両方の付属器、子宮、リンパ節郭清をお願いしようと決めました。
まぁ、結果悪性だったのでこの悩んだ部分は意味をなさなかったんですけどね( ˙-˙ ; )
手術室へは歩いて行きました。
手術室への自動ドアの前で夫と母に「いってきます」を言いました。
「頑張ってな!大丈夫やから。」と二人から固く握手され、自動ドアの中へ。
オペ室の看護師さんがおられて、名前と手術部位を言うように促されました。
案内された部屋へ。
麻酔科のドクターがいて、麻酔の準備。
硬膜外麻酔をうつために体をまるくするように言われます。
全身麻酔は点滴で入れますからね〜と言われ、執刀医と今の主治医が来られ、軽くご挨拶。
あれよあれよという間に麻酔が入れられ、そのあとの記憶はなし。
看護師さんに呼びかけられ、目が覚めるとICUのベッドの上でした。
「何時ですか?」と聞くと、夕方でした。
あぁ、悪性だったんだなと聞くまでもなく理解しました。
夫と母が入ってきて、ボーッとしたまま少し話しました。夫が涙ぐんでたのか鼻をすすってた。
「悪性やったみたいやけど、きれいにとってくれたって。大丈夫。ゆっくり休んでな。」と言われ帰って行きました。
そこから、長い夜が始まります。
麻酔の副作用で嘔吐する人がいること、術前に聞いていて、たぶん私もするだろうと覚悟はできていたけど、何度も何度も気持ち悪くなって大変でした。熱も出ました。
それと自分で体の位置を変えるのができずにしんどくて寝られない。
ICUなので看護師さんが頻繁にきてくださり、氷枕を持ってきてくださったり、体の下にタオルを敷いてくださったり、嘔吐の後にうがいをさせてくださったりとこまめにケアしていただきました。
眠れなくて最後は眠剤の力を借りました。
朝になったのを確認してホッとしたのを覚えています。
朝には病棟へ戻ることができました。
こんな感じかな。
手術は麻酔であっという間に終わったので、自分より長時間待っていた夫と母の方が辛かったのじゃないかなぁと思います。
術中迅速病理検査の結果も告げられていたみたいだし。
またちょこちょこ振り返って記録していきます
