忌み嫌っているものが快楽になる。依存症は克服しようとしなくてもいいという話 | 『潜在意識改革』思い込み改善専門ブログ

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思い通りになっているけど望み通りにはなっていない。
そんな自分に気づく時、すべてが変わりはじめます

わたしがいつも思うのは

 

「依存性は悪いものではない」という事です。

 

何に依存しているか?

どの程度なのか?によると思うんです。

 

健康や生活が破綻する状態までであれば

乗り越える事が必要かもしれませんが

 

本人だけでなく、周りの家族が「依存症」を

どの様に捉えているか?で結果が大きく変わります。

 

なぜ、これを言い切れるか?というと

 

わたしの祖父も父もアルコール依存症だったからです。

 

そして、父は祖父よりも長く「依存症」の自分を

責めて亡くなりました。

 

幼い頃「じいちゃんは好きで飲んでんだろう」と

わたしは思っていたのですが

 

明らかに父は飲み続ける祖父を忌み嫌っていました。

 

父もその頃は毎日ビールやウィスキーを飲んでいましたが

「俺はじいちゃん見たいにならん」と言っていたぐらいです。

 

そんな父でしたのに祖父以上に自分の「依存」に

苦しむ事になったのです。

 

 

嫌いだと意識しているものから快楽を得られるという罠

 

例えば、アルコールだけでなく

パチンコ、買い物、ダイエット、、、と

いろいろな依存性が代表的に取り上げられますが

 

パチンコも

生活が苦しい・・と嫌な気分を味わいながら

快楽へ向かう。

 

ダイエットも

今の自分の醜い容姿が嫌いだ。。と思って

ダイエットに依存し、拒食や過食になるが

痩せた自分を見て快楽を得る

 

買い物も

欲しいものを手に入れている周りの人が

妬ましい、羨ましい。と嫌な気分になる

買い物で快楽を得る

 

など、不快と快楽の両方を感じている事が解ります。

 

自分はつまらない、ダメなことをしている

ダメなやつなんだ。と思ったきっかけから

快楽を得ている状態なんです。

 

自分や周りを忌み嫌うことと。

快楽(気持ちいい、清々しい)

 

というのはどちらも強い感情記憶です。

 

人は、感情が大きく動いたところに

重要性をもつようになっています。

だからこそ、なかなか抜け出せなくなるんですね。

 

その状態で周りの人から

 

「快楽に逃げている」

「我慢ができない意思の弱い人間」

「周りに迷惑をかけている事が解らない人間」

 

と、いう言葉を投げかけられた場合

人によってはますます自分の存在価値が無いと思い

深みにはまって行く事になるんです。

 

 

自分を認めてもらいたいという基本的な欲求が満たされないと依存に陥る

 

そもそも、人には共通して

「自分の存在価値を認めて欲しい」という

基本的な欲求があります。

 

それは、何かをしたから。という訳ではなく

 

無条件の価値の認識です。

 

依存症の多くの人は「自分を認めて欲しい」という

欲求が満たされないことをきっかけに

不快と快の両方の情動記憶があるところへ向かうのです。

 

なぜかというと

大きく感情が働くところでは

「自分」(生きている実感)が得られるからです

 

 

依存性を克服するためには一体どうすればよいのか

 

依存性を克服しようとしなくてもいいという前提を持ってください

そして、まず自己を理解する必要があります

 

自分は一体どんな状態であるのか?

というなぜそうしているのかという自己理解。

 

このブログに依存の仕組みを書きましたが

自身に起こっている依存の仕組みを知ってください。

 

自己理解がまず先決です

 

それが、なく病院やあらゆる潜在意識のテクニックを使っても

それは、何の意味も無くなってしまうんです。

 

自己理解の先にあるのが自己の信頼です。

 

こちらの記事を参考にご覧下さい。

 

http://ameblo.jp/tocco-hana/entry-12294038706.html

 

 

依存に苦しむ人の多くは、真面目で、純粋で、優しい人です。

そして、プライドも高い。

 

劣等感が依存の要素でもあります。

 

そちらについては、この記事がおすすめです。

 

http://ameblo.jp/tocco-hana/entry-12283052701.html

 

なぜ、こんな風になっているのか?と

まずは無意識で行ってしまう行動の奥にある

意識の仕組みを知って

依存の対象を変換して行きましょう

 

 

強い情動記憶というのは、

脳の中にある単なる情報に過ぎません。

そこに引き戻すのが依存の対象となるものです。

 

依存は、悪いものではなく楽しめることに変換できます

 

逃げる対象ではなく楽しめることにしていけるのも

あなた自身の自由な選択です