『TOEICテスト超入門キット』の私の勉強法ということで、

前回は毎日のユニットの学習方法を書きましたが、

もう少し詳細に書きたいと思います。


①まず、その日のテーマについて、どんな単語があるのか色々考えて、ノートに書き出しました。

例えば、「健康・身体」がテーマなら、

頭のてっぺんから足のつま先まで、日本語でいいので、とにかく書き出します。

そして、「頭が痛い」だとか、「肩が凝る」とか、身体の部位がどんな状態があるのか、書き出します。

これだけでもノートに4~5ページ分くらいにはなってしまいます。

他にも「住居」がテーマなら、家の間取図を書きながら、屋根・屋根裏(部屋)から地下室まで書き出します。


ですが、やりすぎるとこれだけで1日がつぶれてしまいますので、

あくまで行きの通勤電車の中だけと割り切り、集中して書き出しました。

ですので、全36ユニットで1冊分くらいに押さえました。

少なくとも1ユニット1ページくらいの分量です。


各ユニットの内容に入る前に、

『そのテーマについて仮説を立ててみる』

というやり方です。

これにより、その日学習する単語の興味の持ち方が変わりました。


②これから以降は、CDに沿って学習するだけです。

普通に流すと、本当にすぐに終わってしまいます。

それだと、1ヵ月後にはすっかり忘れてしまっているでしょうね。


最初に、単語のチャンツです。


1回目はCDを流して、耳で確認しながら、しっかりと声に出して読みます。

(テキストは見ません。以下、同じです。)

で、一旦テキストを開いて、文字を確認し、辞書で全ての単語を確認します。

特に、名詞は可算・不可算、動詞なら自動詞・他動詞をちゃんと確認します。

2回目以降は、日本語が流れた直後、英語が流れる前に、先に口に出して言えるかチェックします。

全ての単語がクリアできるまで、延々と続けます。

結構、キツいです。


③次に表現学習です。

これもチャンツと同じです。

1回目はCDを流して、耳で確認しながら、しっかりと声に出して読みます。

で、一旦本を開いて、文字を確認し、分からない単語は辞書で全て確認します。


2回目以降は、日本語が流れたら一旦停止して、口に出して言えるまで繰り返します。

チャンツと違う点は、口に出して言えるようになったら、

CDが流れる英語と同時に読み、同じ速度で言えるようになるまで繰り返します。

いわゆる、シャドーイングというヤツです。


最初は、口の周りが痛くなります。

使う筋肉が違うからでしょうね。

しかも、2日以上休養日を空けると、また同じ状態に戻ってしまうので、苦労しました。


④次に会話とアナウンスです。

これも上記と全く同じです。


但し、すぐにスクリプトは見ませんでした。


先ず最初に、2~3回(自分が納得いくまで)聞きます。

次に、単語の注記だけ見て、また何度か聞きます。


で、最後にスクリプトを見ます。

ここで、聞き取れなかったところはピンクのマーカーで○印をつけます。

そして、「全く聞こえなかった」「we'llがwillに聞こえた」「yourがaに聞こえた」「willがwouldに聞こえた」など、

メモっておきます。

そうすると、自分がどういう聞こえ方をするのか、把握することができますし、

「なぜここはwouldでなく、willなのか?」という疑問が生まれ、向上するヒントになってきます。


ちなみに、知らない単語はピンクのマーカーで下線を引きます。

この意味が分かれば、内容が分かるようになるかもしれないからです。


意味を把握した後は、シャドーイングあるのみです!

ちょっと厳しいのは、スムーズにシャドーイングできるようになるまで、

非常に時間が掛かるということです。

ですが、何とも不思議!

どんな難しい表現でも、何度も練習すれば100%スムーズにシャドーイングできるようになるということです。

人間の順応性の神秘ですね!


⑤最後に非常に重要なトレーニングがあります。

それは、

CDをスクリプトを見ずに聞くときに、意味の塊で聞くようにする

ということです。


映画やニュースを見ていると、しゃべるのがめっちゃ早くて、さっぱり分からないというのが実感です。

これまでは、個々の単語の意味にとらわれるあまり、知らない単語があるともう全く拒絶反応が出ました。

が、意味の塊で捉えることにより、ちょっとは聞き取りやすくなったということです。

もちろん、映画やニュースはまだ全然分かりませんが、教材をやっていく中で、感じたことです。


例えば、


The captain informs us that we will be landing in about 60 minutes -at 9:10 a.m. local time.


という内容が話された場合に、


The captain informs us / that we will be landing / in about 60 minutes / -at 9:10 a.m. / local time.


という具合に意味の塊ごとに区切って聞くことに意識するということです。

このアルクの教材には、このトレーニングが組み込まれていて、目からウロコ、感動しました。


私は、コースの開始から修了までの約2ヶ月間、①~⑤をみっちりと実行しました。