これは、確かまだ幼稚園に入る前の出来事だったと思います。


ある体育館に連れて行かれました。

気付くと体操服に着替えて、全く知らない子供たちと一緒に整列しています。

上を見上げると、母と弟がいて、こっちを見ています。


そのとき、非常に孤独感に襲われたのを今でも覚えてます。

思わず、その体育館から飛び出したような記憶が残ってます。


当時のことを母に聞いたことがあります。

母は身体が悪く、学生時代から運動したくてもできなかったので、

子供には色んなことをさせてあげたいと思っていたようです。

そこで、体操を学ばせてあげようと連れて行ったにもかかわらず、

寂しくなって、飛び出したと。

それっきり、その体育館に行くことはありませんでした。

どこの体育館かも全然覚えてませんが。。。


もう一つのエピソード。

それは、幼稚園の入園式での出来事。


入園式が終わって、母と弟が「後で戻ってくるから」ということで、

一旦別れて、クラスに入っていくこととなりました。

で、いきなり、怖いおばちゃん(おねぇさんでしたが、当時の私にはおばさんに見えました)が

私に対して怒ってます。

それはクラスの先生だったのですが、机に座らされて粘土細工をしろと。

当時の私は、母がすぐ戻ってくると思い込んでいたので、全く何もせず、待っていたのでした。

幼稚園に入園したことがよく分かっていなかったんだと思います。


すると、「廊下で立っていなさい!」と。

よく分わからぬまま廊下に立たされてしまいました。

ただ、一人ではありませんでした。もう一人、そんなヤツがいたのです。

しばらくすると、オシッコしたくなってきたのを今でも鮮明に覚えています。

我慢しきれず、もう一人のヤツと「オシッコもらしちゃおうぜ(^_-)-☆」

ということで、その先生を困らせてあげたのを覚えています。


後で分かりましたが、母と弟は先に家に帰っていたのです。

母はそんなことになっていようとは想像もしていなかったので、めっちゃびっくりしていたように記憶していますが、帰宅後、私は超スネてたような気がします。

この時のことは、親への不信感の始まりになったかもしれません。


そう言えば、母と弟と一緒に歩いていると、突然、2人が消えることがよくありました。

2人で隠れていたのです!

なぜかって言うと、『私が好奇心旺盛で、歩いていると色んなところで立ち止まっているから』だったそうです。

当時の私には、これはこたえました。非常にショックを受けました。


徐々に親に対する不信感を募らせていったように感じます。


今から考えると非常にお母ちゃん子だったんだなぁと思います。

だた、今ではそんなことはありませんので、誤解の無いように。

決して、マザコンではありません。