強い人とつるんでいると、
自分までも強くなったような気がする。
しかし、そうじゃなかったということを知る時が必ずやってくる。
逆に、弱い立場の人々とともにいる時間が
長くなると、考えることが違ってくる。
老いた人々といっしょにいる時間には、
人生って何だろうなぁと考えさせられるし、
病に苦しんでいる人々といっしょにいる時間には、
それに加えて、社会って何だろうなぁ、
なんて考えさせれることもある。
子どもといる時には、素朴な考え方、
物事のシンプルな見方を思い起こさせられる。
私たちは、強くなりたいと思うことが多い。
成功している人、幸せそうな人を見て、
真似ようと考える。
しかし、弱い立場の人々を思い起こさないと、
人生の半分を忘れているように思う。
なぜなら、いつの日か、自分も弱い立場になるから。