母は昭和初期に生まれた女性です。

 

子どもの頃に母親を亡くし父親とも離れ、戦後という時代をたくましく生き抜きここまで生活してきた女性です。

 

そんな母は、今の時代はついていけないというのが口癖です。

 

娘である私は時代の変化に伴いあんな事こんな事をいろいろ伝えたりしてきたわけなのですが

 

生活様式を変える気はさらさら無いようで

 

何をしても反応も薄く「ふ~ん」としか言いませんでした

 

そんな母がつい最近いいね!と大絶賛したのが

 

新聞紙1枚で作る四角いごみ入れです

 

出来上がりが15センチ角、高さが13センチくらいのコロンとした四角形

 

こんなに食いつくことはなかったよねという勢いで

 

使い終わって捨てた後に「あれあるか?」と自ら聞きに来ます

 

今までゴミ箱じゃなきゃダメだ!と言っていたのに(笑)

 

家族として長年一緒にいますが

 

身近な家族でさえ、どこにいいね!ポイントがあるかわかりません

 

面白いものですね

 

張り切って100枚は作りましたよ(笑)

 

使う際に一人ではなかなか組み立てられなかった母も

 

習得するのに時間はかかりましたが次第に組み立てられるようになり

 

今では嬉しそうにサクサクと組み立てて使っています(出来ないといつも自分は頭悪いからなぁと呟くので。。。)

 

学歴にコンプレックスを抱えていて、自分には何もないというのも口癖ですが

 

こんなささいな事を通じて、自分は出来るんだという自信をもってもらいたいなと感じています