Xと出会ったのは、およそ2か月前。

 

彼はジョロウグモ。

 

私の部屋には南向きに窓があり、夏になるとゴーヤのカーテンができます。

 

毎朝そのゴーヤの生長を見るのが楽しみでもあった私。

 

その日も何気なく眺めていると、ゴーヤの葉の隙間から顔をのぞかせているまだ小さなクモを見つけたのです。

 

それがXでした、

 

こんなところに巣を張っても虫は捕まらないんじゃないのかなぁ・・・

 

そんな事を思いながらも、Xの存在を確認する事がいつしか毎朝のルーティーンになっていました。

 

つづく