プロになる覚悟はあるか? | ゴローとパパの蹴球日記 - サッカー少年育成&コーチ奮闘記 -

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息子はサッカー選手、父はサッカーコーチへ。
それぞれの道を歩む、そんなゴローとパパの物語です。

アジアカップ開催中に話題になったサッカー日本代表の某選手の件。

内容についてはここでは書きません。真偽については誰もわからないですし、当事者はともかく現時点で周囲、特に全く無関係な人間が騒ぐことはない。まだ疑いが出ただけですし、いずれ裁判などで真偽は判明するでしょう。それに内容はあくまで本人のプライベートな問題です。

 

そして誤解を恐れずに言えば、プライベートな問題や人間性とサッカー(サッカー以外の競技もそうですし、音楽や絵画などの創作物などもそう)は切り離して考えるべきと思っています。

 

今回の件で2つ思うところがあります。(今回の件の内容とは全く無関係です)

 

①プロサッカー選手になるということ

プロサッカー選手になるということは、自分が知らない人たちから認知され、いつも周囲の目にさらされます。言い方が不適切かもしれませんが、いわば好奇の目で見られるという側面があると思います。私は現役のプロサッカー選手をプライベートな場で何度か見たことがありますが、大変だろうなと思ったことがあります。

周囲の人々の視線、こっそり話す声(あ、~選手だ。など)、自分が知らない人が自分を知っている、見られる、場合によっては話しかけられる。これは大変なプレッシャーだろうなということは、実際にその立場を経験していない私にも容易に想像できます。ちょっとでもマナーに反することや不愛想な態度をとったらそれが拡まってしまう。だからいつも、些細なことでも、気が抜けないのではないかと。

 

②日常生活、普段の態度はサッカーに繋がる

一時は代表から離脱が発表された某選手ですが、今日になって一旦撤回、保留になりました。その理由のひとつに同じ日本代表のチームメイトから「一緒に戦って、一緒にアジアカップをとりたい」という声が上がったというのが報道されています。同じチームメイトからこういう声が上がるのはやはり普段のチームメイトへの接し方や本人の普段の人間性が出ているのではないかと思います。(ただし、事の真偽は別ですが。)大事なのはこういう事態になった時、同じチームメイトからこのように言ってもらえるか。最近私が書いた人間性がサッカーに出るということとは少し違いますが、こういう面でも日常生活、普段の態度、人間性は大事だと思うのです。

 

 

こども達は純粋にサッカーが好きだから、憧れの選手のようになりたいから、スタジアムで拍手と喝采に包まれたいから、もしくはお金を稼げるから(これは純粋じゃないかも。)プロサッカー選手を目指しますが、これらのことはまだ想像できません。

 

息子はプロサッカー選手を目指しています。夢をかなえるため日々トレーニングしています。そして日常生活をサッカーに繋げようとしています。ただ、息子には以前からこう言っています。

「お金が欲しい、有名になりたい、人から賞賛されたい。そんな理由ならプロを目指すのはやめておけ。」

「生涯、周囲からの視線やプレッシャーに耐え、自分が常に正しく振舞うという覚悟があり、そのようなデメリットがあっても、それでもサッカーで生きていきたい。そこまでサッカーが好きならばプロサッカー選手を目指せ」と。

そして当たり前ですが、最終的に決めるのは自分自身です。

 

親としては、息子がその覚悟が出来た時に人間性で困らないよう育ててあげるのが、務めだと思うのです。

私そんなにいい親じゃないかもですが、その意識は持ち続けようと思います。