あっという間に今年もあとひと月。
今年はどんな一年だったかな…
『にぐるまひいて』
文 ドナルド・ホール
絵 バーバラ・クーニー
訳 もき かずこ
家族一人ひとりに仕事分担があり、
一年を通してそれぞれが作り上げたいろいろなものを荷車いっぱいに詰め込んで
市場へ売りに行くお父さん。
牛や荷車までもすべてを売りつくしたあと、
また次の一年間に必要なものと
家族一人ひとりへのおみやげを買って帰ります。
自然とともに生き、その恵みに感謝し、ひとつも無駄がない生活。
素朴な生活の中にある心の潤い。
美しい絵からも家族の温かさが伝わってきます。

せわしない師走が始まりましたが
ちょっとの間、歩をゆるめて
冬の訪れを感じながら
一年をふりかえり、来年のことを思うのも必要かな。。。