はなちゃんさんのブログから引用させていただきました。
ある小学生が、
世界平和を可能にする方法を見つけたそうです

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◆「お父さんの話」
僕は小学校の5年生です。
ツトムといいます。
お父さんは、
僕に勉強のことはあまりうるさく
ありませんが、
いつも繰り返し言うことが
一つだけあります。
それは、
「ギブ・アンド・ギブだよ」
というものです。
お父さんは、
「ギブ」とは英語で「与える」
という意味だよ、
と教えてくれました。
「与えて、また、与える」
・・・わかったような、
わからないような。
なんとなく、
「困っている人に寄付をしよう」
というような意味かな、
と考えていました。
学校の児童会で、
赤い羽根の募金運動を
やっていたのを見たからです。
僕も
お小遣いから50円を
募金しました。
その晩、
お父さんに
「今日、ギブ・アンド・ギブ
したよ」と報告したら、
「よかったね」と
言ってくれました。
そして、こう言いました。
「ギブ・アンド・ギブは、
お金だけじゃないんだよ。
白い杖をついている人を
見かけたら、
『お手伝いしましょうか』と
声をかけるとか、
公園に落ちている空き缶を
拾うとか」
それを聞いて、
ちょっと困ってしまいました。
とてもそんなことはできない、
と思ったからです。
正直に
そのことをお父さんに言うと、
「もっと
小さなことでもいいんだ。
ほかの人に喜んでもらいたい
という生き方だね」
またまた、わかったような、
わからないような。
ある日のことです。
近くのスーパーに
チョコを買いに行きました。
レジで並んでいると、
僕の前に並んでいた
怖そうなお兄さんが、
「おい、ボーズ!」と
見下ろして声を
かけてきました。
サングラスをかけ、
耳には金色のピアスを
しています。
ドキドキしていると、
「チョコ1個だろ、先に行けよ」
と言いました。
緊張していたので、
とっさに何を言われたのか
わからなかったけれど、
そのお兄さんに背中を押されて
順番を交代してもらったとき、
なんだか嬉しくて
身体が熱くなりました。
お兄さんのカゴは
山盛りいっぱいでした。
僕は小さな声で、
「ありがとう」と言うのが
精一杯でした。
そのとき、
わかったのです。
ギブ・アンド・ギブっていうのは、
「自分がしてもらったら
嬉しいこと」を
人にもしてあげること
じゃないかなって。
難しい算数の問題が
解けたときのように、
なんだか心がスッとしました。
その日から、
「してもらって嬉しいこと」探し
を始めました。
すると、
びっくりするほどあったのです。
となりの席のイチローは、
僕が消しゴムを忘れたので
貸してくれました。
2階の教室の窓際で
ふざけて遊んでいて、
ノートを下へ落として
しまったとき、
下を歩いていた6年生の男子が
わざわざ届けてくれました。
その日の給食の時間のことです。
前の席のアヤコがミートボールを
床に落としてしまいました。
コロコロッと転がりました。
僕は、たまたま持っていた
ポケットティッシュで
つまんで拾ってあげました。
服も少し汚れたみたいだった
ので、
「これで拭けよ」
と残ったティッシュを
差し出しました。
べつに、
アヤコのことが好きでもないし、
気に入られたいわけでも
ありませんでした。
でも、
こうしたら喜んでくれるかも、
と思ったのです。
その晩、
お父さんに
今日あったことを話しました。
「大人の世界ではよく
ギブ・アンド・テイク
と言うんだけど、
ギブ・アンド・ギブは
ず~っと助けっぱなしなんだ。
ツトムは
そのアヤコって子に
気に入られたいわけじゃない
って言ったよな。
そういう気持ちから
出た行いを
ギブ・アンド・ギブ
って言うんだよ」
そして、
そのお返しを期待しない
小さな親切をする人のことを
「プチ紳士」
と呼ぶのだとも
教えてくれました。
もしも、
世界中のみんなが、
同じように
ギブ・アンド・ギブしたら
スゴイことになるなぁ~
と思いました。
きっと、
戦争なんて無くなってしまう
でしょう。
その日から
毎日が楽しくなりました。
「プチ紳士」
を探しているうちに、
人の良いところばかりに
目がいくようになったのです。
すると、
周りにいる人が
みんな「いい人」に見えてくる
ようになりました。
この発見も
今晩お父さんに話そうと
思っています。
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以上です。
とっても心温まるお話ですよね(*^^*)
何か少しでも、人が喜んでくれることを!
みんながみんなそう思ったら、
きっと世界はまた違ったものになるでしょう。
まずは自分からでも、始めてみよう。
はなちゃんさん、
ご紹介いただきありがとうございます
