先週末の2月16日(金曜日)、日経平均はバブル崩壊後の最高値を更新。
今年中の4万円突破も噂されています。
失われた30年で、日本人の実質賃金はバブル期に比べて減少。
庶民には、バブル(好景気)の実感がないのが現状ですねぇ。
とは言え、インバウンド需要は好調で、観光・サービス産業には光がさし、昨年からの賃上げ復活と、景況感も変わりつつあります。
前置きが、長くなりましたが、今回はそんな昭和のバブル期に流行した、コンサバのお話です。
「コンサバ」は、コンサバティブ(conservative:保守的な)の略です。
コンサバティブ・ファッションといえば、衣服・文化の伝統を重んじた、エレガントかつ主張の控えめな装いのこと。
ドレス・コードとの関連もあるもののことなんですよ。
昭和のバブル期には転じて、「だれにでも好かれる、王道のお嬢様ファッション」を指すようになりました。
歴史を振り返ってみましょう。
1975年のニュートラ・ブーム(神戸のお嬢様風スタイル)、横浜の元町ファッション・ブーム(ハマトラ)を経て、バブル景気の巷では女子大生ブーム席巻しました。
長い黒髪に太い眉、肩パッドの入ったレディーススーツ、白いブラウスにタイとスカート、ブランドもののスカーフなどなど。
「赤文字雑誌」と呼ばれた、JJ、CanCan、ViViなどのファッショ雑誌で盛んに紹介されていた「アレ」ですよ。
当時、女優の浅野ゆう子がコンサバの手本とされました。
コンサバの最大のアイコンはオードリー・ヘプバーンですね。
私も当時、同僚と数回新宿歌舞伎町の女子大生パブとか女子大生スナックと称するものにいった記憶があります。
同時期に流行したものに、「ノーパン・しゃぶしゃぶ」があります。
残念ながら、私は行ったことがありません。
さて、現在の株高、インバンドバブル、コンサバは復活するのでしょうか。
最後に、今でも秘書技能検定の面接試験では、正当のコンサバ・ファッションに近い服装が求められているそうですよ。