(ひどい落雷で停電になりました)

 

地球温暖化による異常気象のためでしょうか、毎年荒れた天気が続いていますね。

 

台風6号と7号の襲来で、昨年に続き今年のお盆休み、天気は大荒れの予想です。

 

大雨や雷雨が続くと思い出すのが、一昨年の出来事です。

 

2021年の7月12日、梅雨明け直前の時期のことでした。

 

夕刻5時過ぎ、突然空が真っ黒になり強い雷雨となりました。

 

その直後、鋭い雷鳴と共に2回も停電となりました。

 

子供の頃よくあった停電とは異なり、すぐに復旧しましたが久しぶりの停電です。

 

地震、雷、火事、親父といいますが、親父は別にして何かと災害が多い今日この頃です。

 

落雷と停電で頭に浮かんできたのが、高層マンションと災害です。

 

我が家は幸い平屋ですが、最近増えている高層マンションの災害時のリスクについて調べてみました。

 

(高層マンションが全国各地で増えています)

 

まずは高層マンションの定義から。

 

不動産業界では、10階以上19階までのマンションを高層マンション、20階以上のマンションをタワーマンションと呼んでいるようです。

 

4階までの低層階であれば階段の利用も考えられますが、高層階ではエレベータの利用が必須ですね。

 

都心の3区(港区、中央区、千代田区)では居住者の50%近くが6階以上に住んでいるそうです。

 

東京都では、大震災の発生時に7000台のエレベーターが非常停止し、その内2000台は都心3区に集中すると予測しています。

 

もし、エレベーターに閉じ込められたとしたら、救助がいつになるのか想像ができません。

(エレベーターで閉じ込められたら大変です)

 

エレベーターだけでは有りません。

 

ライフラインも途絶します。

 

中央区では41%が停電、69%が断水します。

 

完全復旧するまでに要する時間は、電気が1週間、水道は1ヶ月以上と想定されています。

 

マンションの高層階では、水洗トイレも使えず、エレベーターも止まっています。

 

非常用のトイレを使うしか有りませんが、使えば使うほど汚物が部屋にたまっていきます。

 

(非常用トイレです)

 

飲料水や食べ物を運ぶのも、大雨災害のあった熱海の坂道どこではありません。

 

都心の高層マンションは、建物の耐震性は万全だとのことですが、災害時の住民の生活は一体どうなるのでしょう。

 

最近は水戸も高層マンションブームです。

 

マンション購入の際には、停電の際のリスクも考えておいてください。