4月15日零時5分、時空記者猫タマよりビックニュースが報じられました。
タマ。
北大西洋を米国ニューヨークに向かって航行中の、新造豪華客船タイタニック号から無電救助信号が発せられました。
同船は、前日4月14日午後11時40分、北緯41度、西経50度の洋上で氷山と衝突、重大な損傷を受けたようです。
タイタニック号は重量トン数4万6千トン、全長265メートル、幅28メールの巨大客船です。
1912年4月1日に完成。
4月10日、サザンプトンからニューヨークに向けて出港しました、
同日、フランス北東部の港シェルブールに寄港、乗客を収容してアイルランドのクインスタウンに向かいました。
翌、11日クインスタウンに停船、乗客および郵便物を積載後、港を出港しニューヨークに向かいました。
乗客は1316名、乗組員は891名です。
タイタニック号が遭難した海域では、14日に付近を航行した複数の船舶から、浮氷の存在が通報されていました。
その後、タイタニック号からの入電はありません。
救助信号を受信した、英国の客船カルパチア号が救助に向かっています。
カルパチア号は、ニューヨークから地中海に向かって航行中でした。
現在の、位置はタイタニック号の南約100キロの地点で、遭難現場に到着するのは4時間後と思われます。
以上、タマがロンドンから報告しました。
さて、これからはタイタニック号について報告されている事実を記載します。
午前零時45分 最初ののろし発射。
午前零時45分 最初のボートを降下。
午前1時40分 最後ののろし発射。
午前2時5分 最後のボート着水。
午前2時10分 最後の無線信号。
午前2時18分 灯火消える。
午前2時20分 沈没。
午前3時30分 ボート、カルパチア号ののろしを見る。
午前4時10分 最初のボートがカルパチア号に救助される。
午前8時30分 最後のボート救助される。
午前8時50分 705人の生存者をのせてカルパチア号、ニューヨークに向かう。
この事故で、千五百三名の生命が失われました。英国商務省報告。