モデルの制作中に制作用のxファイルを紛失してしまう... あるあるですよね。
xファイルを直接Metasequoiaで編集できたらいいですが、現状のMetasequoiaではxファイルをインポートすることができません。
そこで、今回は、xファイルをどうにかしてMetasepuoiaで編集する方法を紹介したいと思います。
↑今回使用する長野電鉄10系電車のモデル。こいつをMetasequoiaでxファイルにエクスポートし、再びmqoに戻す方法を探っていきます。
[1]Metasequoiaのxファイルプラグインを利用する
これが最も確実な方法かな?、と思い、Metasequoia4の試用ライセンスを取得。http://claybird.sakura.ne.jp/より、Metasequoiaのxファイルプラグインを導入してみました...が、結果は↓
エラーを吐き、ファイルの読み込みに失敗してしまう始末。DirectXドライバの再インストールやMetasequoiaの更新を行いましたが改善せず... お手上げです。
[2]XtoMQOを利用
http://hsp.tv/contest2009/list_n2.htmlより、Xtomqoをダウンロードします。使い方は簡単。起動したらxファイルを指定するだけ。xファイルのあるフォルダに同名のmqoファイルを作ってくれます。が...
うわぁぁぁぁぁぁ!
なんと、テクスチャが一つに統合されてしまうのです。これだと面に一つ一つテクスチャを設定しなければなりません...
テクスチャ数の少ないモデルだと使えるかもしれませんが...
[3]LithUnwrapを利用
こちらよりLithUnwrapをダウンロード。File→Model→Openより、xファイルを指定して開きます。で、開いたら同じくFile→Model→Saveで、ファイルフォーマットはobjを指定し、そのまま保存します。で、MetasequoiaにObjファイルを飲ませます。インポート設定では拡大率を100倍に設定しましょう。
↑LithUnwrapにxファイルを飲ませた画面
テクスチャが表示されず、モデルが真っ白に。材質は復元されているので画像を設定してみましたが...
なぜか上下逆になってしまいます。無論、テクスチャを上下逆にすればいいですが、LithUnwrapでは5000頂点を超えるモデルは開けないようです。この方法も確実とは言えません。
[4]blenderを利用
blenderをパソコンにインストールし、ここからxファイルのインポートプラグインを導入しようとしましたが...
blenderよく分からん(^O^)/
プラグインの導入方法が分からず、手探りでなんとか導入してもxファイルを読み込めず...予定なら、Blenderでxファイルを読み込み→objで出力してMetasequoiaで編集可能、というシナリオだったのですが... 誰か検証してください(>_<)
[5]Hyper Mangroveを利用
RailSimでお馴染み、インターネット停留所より、Hyper Mangroveをダウンロード。使い方は簡単。変換したいxファイルを指定し、変換が終わったら保存先とファイル名を指定するだけ。で、変換されたmqoを開いてみると...
こともあろうか、単色になってしまっています。この方法も結局没に。
[6]PMXEditorを利用
https://blog.psocafe.com/view/3238からPMXEditorを導入。Zipファイルをダウンロードし解凍、PMXEditorを起動します。次に、PMXEditor用Mqoプラグインをhttps://bowlroll.net/file/5498より導入。_pluginフォルダ内の「User」にコピーします。
起動時にエラーを吐いたら、http://kkhk22.seesaa.net/article/471320888.html#asuを参考にファイルのセキュリティ解除を行ってください。
PMXEditorが起動したら、PMX編集ウィンドウの「ファイル」より、mqoに変換したいxファイルを指定。
モデルを飲ませてみると...
上手く行った気がするな。
で、ファイル→エクスポートよりmqoにエクスポートしてMetasequoiaで開いてみると...
上手く開けましたが模型サイズです。まあ基準をxyz=(0,0,0)にして10倍に拡大すればいいですが。
で、10倍に拡大してみると...
上手く開けました。ただ、面が全て三角形なのでポリゴン数は増えますが...
ちなみにこの方法だと、Lithunwrupで開けないようなモデルでもmqo変換が可能です。
現状では、PMXEditorが最も適していると言えそうですね。~終~