昨日の子どもミュージカル
合同練習のこと。
とぶくじらでは、
子どもたちに生きる勇気を与えたいと
作品を作っています。
たとえば、
身体的な特徴でバカにされたとしても、
それをモノともせず、
跳ね返す態度を知ってほしい。
今回は、
魔法の絨毯が背が小さいのをネタにされて、
一瞬ムッとするけど、
気にしないで明るく開き直る
シーンがあります。
絨毯役の子が、
ネタにされてもひょうひょうとしているから、
「ムッとして」と演出すると、
逆にムッとした顔で私を見てきました。
「なんでムッとしたの?」と聞くと、
「ボクは小さいことが悪いとは思わないから、
小さいことをがバカにされても、
ちっとも腹がたたない」
と、言われました。
あぁ、いい教育を受けてるんだなぁ。
と、感動しつつも…脚本的には
やっぱりムッとしてもらわないと、
お話が伝わりづらくなっちゃう旨を伝えると、
ちょっぴりイヤイヤ演じてくれました。
その後の彼の演技が
不貞腐れてないか気になって見ていると、
彼は今までで一番、
表現に力を入れて演じていました。
かっこいいなぁ!
彼は、
身長のことの演技は納得できないけど、
ミュージカルの表現は好きだから、
その部分を他の演技で
全力発揮してくれていたのです。
なんてかっこいいプライドでしょう!
嬉しくなって
その演技力に「素晴らしい!」と
声かけしました。
すると、彼は
歯に噛んだ笑顔を見せてくれました。
自分なりに表現に向かい合い、
自分なりの表現を魅せていく。
とぶくじらには、
そんなかっこいい子どもたちが
たくさんいます!
本番間近です。
チケット販売、始まっています!
ぜひ、いらしてくださいね!