漢字がたっぷり脚本に使われているのは… | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。



とぶくじらの脚本配布後、

小学一年生のお母様から

連絡がきました。


脚本にたくさん漢字があって、

うちの子には読めません。


配布の際には説明していますが、

遅れて来られたり、

子どものそばにいて、

つい、聞きそびれる方もいるので、

今日は、

そのお話し。


脚本に漢字を多用しているの、

実はわざわざそうしています。


子どもにはいろんな子がいて、

そもそも練習以外は

開きもしない子もいます。


最初にチェックして気が済んで、

それっきりなんて子も。


それとは逆に、

文字数まで数えて、

セリフの数を数える子も。


自分で読みたい子も

たくさんいます。


ひらがななら、

自分一人で読めますよね。


ふりがなを全部うつとか。


もちろん、そういう手もあります。


でも、小さいうちは、

てきるだけ、

家族とおしゃべりして、

体験を共有してほしい。


子どもが今、

どんな言葉を覚えようとしているか、

知ってほしい。


どんな物語に参加しているか、

親御さんにも読んでほしい。


難しい言葉は共に考え、

教えてあけてほしい。


そういうあたたかなふれあいを

脚本に託しています。


もちろん、

忙しくままならない家庭もあります。


それはそれで、

その作業を私とします。


練習で何度も何度も

私の声で伝えます。


あなたの声に、

耳を澄ましているよ。


脚本読みは、

そんな交流の時間です。


赤ちゃんが言葉を覚えるよう、

全身で言葉を身につけたら、

身に染みた言葉になるから。


セリフの奥の意味以上に、

リズムがあるのが、

ミュージカルのセリフのいいところ。


それを楽しんでもらいたいです。