白熱した脚本会議! | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


今日は大阪の小学校で
ミュージカルを指導してきました。

放課後には先生たちと、
今年のミュージカルの脚本を作る
会議が開かれました。

その小学校に通い17年になります。

私が脚本を書く年もありますが、
今年は小学校の先生たちが書くので、
そのためのアイディア会議に参加。

私のやってきた
脚本を作る時のアイディアの出し方や
考え方を解説しながら、
アイディアを出し合いました。

まず、
作品とテーマを決めます。

次に作品の大きな骨格を
イメージします。

そこに肉付けするのが
アイディア会議。

その物語からイメージするエピソード。

ぜひ、やりたいシーン。

使いたい音楽。

こんな装置はどう?

どんなエンディングにしたい?

個性強目の子の
キャラクターや個性を活かすには、
どんな場面があるといい?

学校だから、6年が活躍しますから、
6年の子たちはどんなシーンを
やりたがる?

特技のある子は?

普段、なかなか発揮できてないから、とか、
ぜひ、活躍させたい子は、
なにならできそう?

キラキラキャラクターはいた方がいい?

女の子はヤンチャ?
活発?
どんな見せ場がほしい?

最初はアイディアの出し方に
戸惑っていた先生たちも、
「この子は、
サッカーでシュート決めるのがうまいから、
それを活かせる?」とか、
「太鼓が上手い子がいる!」から、
「ダンスとコラボできる?!」とか、
「6年のあの子は3年のその子となら
いい演技ができそうだから、
同じシーンに出したい!」
「それなら、
こんなセリフを言いそう!」とか…

子どもの話になると、
突然、先生たちのアイディアの扉が開かれ、
山ほど意見が出てきました。 

だったら、こんなシーンを作りたい、
あんな場面をやりたい、
それにはどんな装置が必要?

じゃあ、物語はこんなふうに展開するね!

と、話の道筋が
あっという間に仕上がっていきました。

会議が楽しくなった先生が、
6年ともこの会議をしてみたい!と、
盛り上がったりして、
本当に楽しい時間になりました。

ああ、こどもを活かすって
こういう感じではじめたら、
すごく楽しい!って、
先生たちがワクワクしていました。

こんなふうにスタートしたら、
ミュージカルはうまくいくしかないです。

今年一年、
なんの作品にその小学校が取り組むかは、
こどもたちには、まだ秘密!

でも、楽しくなるのは
間違いなしです!