全体を見て、今の今を知る | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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昨日は武田城に行ってきました。

天空の城と呼ばれる武田城。

かなり高いところにあって、
かつての城主は街を見下ろし、
敵が攻めてきたら
キツイ坂を登ってきた敵を、
上から槍でついてやっつけたとか。

でも、実際には見張りをするための
城だったらしく、
あまり住んでいなかったとか。

近くまでマイクロバスに乗り、
さらにそこから20分ほど
山路をあがります。

足腰が弱い人には
辛かろうと見ていたら、
杖を持った足が悪い人を先頭に
仲良しグループは、
互いの仙骨を押しながら
イモムシのように連なって
助け合っていました。

なんだか微笑ましい姿!

それでも最後の石段は、
敵が登りにくくするための
かなりの傾斜で、息がきれました。

でも、登った途端に…

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眼下に広がる町並みに
涙が出るほどの感動がありました。

高いところから全体を見ると、
いかに自分が主観に埋没して
生活しているかが感じられました。

いかに日々の小さいことや
感情的なことに気を取られ、
クヨクヨしていたか。

それは旅のともに愛読書の
ミヒャエル.エンデの「モモ」を
持って行ったからかもしれません。

30分未来を見ている
カメのカシオペイヤは、
見えているからといって、
30分先を変えることはしない。

見えていることと、
それに抗うことは別なのだそうです。

ちょうどその部分を読んだ直後に、
この景色を見たからかな。

今起きていることを、
まったくひいたところから見て、
それをそのまま受け取る大切さ。

そうすると、今、
自分があるべき姿とするべきことが、
まったく客観に
見えてくる気がしました。

それは変えられない
生命の流れみたいな
運命というほど大げさではなくて、
なるべくして今があるような、
そしてするべきことをしていく
すごく自然なことをみた感動。

今、「信長協奏曲」というドラマで
信長と入れ替わった
高校生役の小栗旬は、
いつも高いところで考えたり、
くつろいだりしています。

日常を一段高いところから
客観的に見ることで、
道が開けたり、
自分の人生を丸ごと受け止められたり
するのを感じました。

行ってよかった!

自分を生きることに、
勇気がわきました。

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