友だちになりたくて… | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。

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今日は春日井市の親子の表現教室
「こやぎのおにわ」の日。

今年は「白雪姫」の
ミニ、ミュージカルに取り組もうと
少しずつ、作品作りをしています。

今日は、ストーリー説明もしました。

お妃の「鏡よ、鏡…」は、
ちょっと怖いくらいに表現します。

怖がってお母さんの後ろに
隠れる子や、戦いを挑みにくる子、
あっ…泣いてしまった子もいます。

悪いものをちゃんと悪いと思えて、
逃げたり隠れたり、
それをやっつけたり、
自分なりに切り抜ける力は大切です。

昔話には、そんな善悪を教え、
やっつける勇気を持たせてくれる
ストーリーがいっぱいです。

世の中にあるたくさんの悪や、
自分の中にある悪に気づいて、
それに負けない力をつけてほしい。

だから、悪役がちゃんと怖いのは
とっても大切です!

さて…その会の中で、
あるお母さんから
質問をいただきました。

4歳のお子さんが、お友達に
ぶつかっていったり、
たたいたりしていると
幼稚園の先生に言われるけれど、
どうしたらいいかということでした。

大切なのは、なぜ、その子が
そんな行動に出るのか、です。

実はネ、その子は
相手の子と仲良くしたいから、
関わろうとして、
うまくやれていないだけ。

私は昔、公園で出会った子と
仲良くしたくて、
どうしていいか分からず、
近くにあった砂を
投げたことがあります。

もちろん、ものすごく怒られて、
友だちになんてなれず、
嫌われてしまいました。

やり方を知らなかったから、
うまくできなかったんです。

私は家で母にめちゃくちゃ
怒られました。

それ以来、どうやって
仲良くしていいか分からず、
人見知りになってしまいました。

母が怒るのも、
相手に嫌われたのも当然です。

でも、もし、母が
「そうか、
仲良くなりたかったんだね。
でも砂を投げたらビックリするよね。
こうしてみたら?」と、
教えてくれたら…と、思うのです。

大切なのは、お母さんが
その子を理解していること、
ではないでしょうか。

私はそうお母さんに伝えました。
お母さんは、それを聞いて、
優しい眼差しで
お子さんを見ていました。

これでこの子は大丈夫!

自分のそばにいる
保護者が理解してくれたら、
ゆっくり自分のペースで
育っていけます。

人とはちょっと違う角度で
やる気を見せるその子は、
今日のレッスンで、
親子でリズム遊びをする時間には、
ステージで一人、
楽しそうに踊っていました。

新しく来た子が、そこに加わり、
仲良しになって二人で踊っています!

その軽やかなステップ!
なかなかステキでした(*^◯^*)