主体的に動く素晴らしさ | こどもの心はミュージカル!

こどもの心はミュージカル!

こどもの心は喜びにあふれ、歌いたくて踊りたくて、ワクワクしているものです!それは『創造力』『表現力』があふれているから。
その力を、ミュージカルをはじめとする全身表現で、大きく膨らませたい!――― それが私の大きな夢。


こどもの心はミュージカル!

大阪府高槻市には、

全校生徒が40名強の小さな学校があります。


その学校で、自己表現力を高めるために

ミュージカルを年間行事として

取り組み出して11年がたちます。


今年はこちらも『エルマーのぼうけん』。


学校の行事として行うミュージカルですから、

脚本の土台作りやテーマ決め、

衣装作りや大道具制作、

こどもの配役決めなどは学校主体で行います。


私はアドバイザーとして、

授業でこどもの表現力を膨らませ、

こどもの動きから振付をしたり、

先生方の考えた脚本の構成から

脚本を作ったりしています。


最初の頃は、

先生方もどうなることやら

ハラハラドキドキしながら、

一生懸命な舞台でした。


レッスンの回数もかなり多く、

それでもできるかどうか不安なほど。


最近では、担当の先生が

代々、ボディートークをベースとした

ミュージカルの精神を

引き継いでいてくれていて、

穏やかに、練習がスタートしています。


先日、いよいよ配役が決まって

本格的なレッスンがスタートしました。


7月にした表現の芽を育むレッスンでは、

新しい学年として表現することに

ギクシャクしていた高学年たちも、

10月のレッスンでは、

それぞれの役の中心となる子が

積極的にリードして、振付を作ったり、

まとめたりしていました。


その様子は、やっとエンジンがかかって、

自分たちの出番だとばかり。


ちょっぴり振付作りが苦手なチームには、

さりげなく先生がサポートしてくれています。


先日のレッスンでは、

ミュージカルの中心となるシーンの踊り作りを、

即興からしていったのですが、

あっという間に、一曲仕上がっていました。


習ったばかりの歌で、

自分たちで即興から振付をつくり、

たった60分で仕上がるというのは、

やはり、11年目の歴史です。


少々早い動きは、

高学年が低学年をサポートし、

難しい動きも、わかりやすく

解説してくれています。


それというのも、自分たちで作った

踊りに誇りを持っているからで、

それを成功させたいと思う

強い気持ちがあるからです。


自分たちでつくるからこそ、

一生懸命になれるというのは、

なんとすばらしいことでしょう。


2月の本番に向けて、

これからどんな子どもたちの

奇跡が見られるか!


ワクワクしています。