前回の続きで両刃カミソリについて書いてみます。
今回は、両刃カミソリの分類についてです。
刃のセッティング方式
両刃カミソリには、2つの替刃のセッティング方法があります。
一つはバタフライ方式というタイプです。
写真のようにホルダー部分が開いて、替刃をセットする方式です。
このタイプは、ワンピースとも言われます。
もう一つは、固定方式というタイプです。
写真のようにホルダー部分が分解でき、ネジで固定する方式です。
このタイプは、2つに分解できるツーピースと、3つに分解できるスリーピースがあります。
※ 写真はスリーピースです。
バタフライ方式のメリットはセッティングが簡単なところです。
反対にデメリットは分解できないので掃除しにくいところです。
固定方式のメリットは掃除しやすいところです。
デメリットはセッティングに時間がかかるのと、分解するため部品を紛失しやすいところです。
オープンコム クローズドコム
替刃を入れるヘッドの形状ですが、主に2つのタイプがあります。
替刃の下のベースプレートが櫛状になっているのがオープンコムです。
もう一つのタイプのクローズドコムは、ベースプレートが板状になっています。
一般的にはクローズドコムが使われます。
クローズドコムの方が、刃が肌に触れる部分が少ないので安全だからです。
反対にオープンコムは刃が剥き出しなのでより深剃りしやすくなります。
それぞれメリット・デメリットがありますので、ヒゲが濃く硬いならオープンコムなどといった感じで、ご自身のヒゲの状態で選ぶと良いと思います。
また、ウェットシェービングに慣れてないうちは安全なクローズドコムを選ぶと良いと思います。
アジャスタブル機能
両刃カミソリにはアジャスタブル機能が付いたものもあります。
※ 一般的には付いてないです。
ハンドル部の上の方だったり、一番下だったりに刃の露出度合を調整できる目盛りが付いてるタイプです。
より深剃りを求めるようでしたら、アジャスタブル機能付きも良いと思います。
ハンドルの長さ・材質
ハンドルの長さは、商品によって違います。
ご自身の手の大きさなどに合わせて握りやすいものを選ぶと良いと思います。
材質は、ステンレス、クロムメッキ、プラスチックなどあります。
どれも錆びにくい材質です。
デザイン性の問題もありますので、ご自身が好きなものを選べば良いと思います。
重さ
重さはとても重要です。
両刃カミソリは、ヒゲを剃る時に力を入れずにカミソリの重さで剃っていくのがコツです。
ですので、軽いカミソリはお薦めできません。
※ 軽いカミソリは、使っているときに余分な力が入りやすく肌を傷つける恐れがあります。
殆どの両刃カミソリは、50~120グラムぐらいです。
ですので、80グラムぐらいを目安にして使いやすいものを選ぶと良いと思います。
次回は、両刃カミソリの使い方などについて書いてみます。