これは私が子育て中から気付いていたことですが、言葉で教えたことよりも、むしろ何気なく私がしていることを子どもたちはよく見ていてその通りにするようになるんですね。

確かに言葉も、日本語の文法を教えられたから話せるわけではなくて、家族が話しているのを聞いて真似しているうちに自由自在に表現できるようになっていきます。

外国人にとって難しいと言われてる、てにをはやオノマトペも自然と身に付いて、、なのですが、やはりそのお手本となる人は必要なわけです。

 

今、私は長男の暮らす米国に来ていて、長男の部屋に滞在中です。

外に出るとそうでもないですが、家にいる時は洗面台やシャワーの使い方、ゴミの出し方など、とにかくうるさいのです。初めはどうしてこんなにうるさく言うのだろうと思って聞いていましたが、ある時長男が「俺が小さい頃よく注意されたよね」と言ったので、あー、そう言えばと思い出しました。私としては注意したと言うより、むしろ自分が片付けながらぼやいていたわけですが。そんな幼い頃にインプットされたであろうことが、30年ぐらいの時を経て私の所に返ってくるなんて!

これは新しい気づきです。

 

英語に関しては長男はすでに私を抜かしていて、今では私の前でも私以上に英語を話しています。彼が言うには、中学生の頃、電車の中でネイティブの親子に話しかけられて答えた時、君の英語の発音やリズム感はネイティブ並みだと褒められたことから自信がつき、英語を頑張ってみようと(もちろん、学校以外の所ででしょうけど)思ったそうです。

 

私自身は中学に入って初めて英語に触れて、英語のテストでher mother が浜田に、

your motherが山田に聞こえた人間です。

それを考えたら、生まれた直後からの機関車トーマスビデオのかけ流しはかなり効果があったように思います。 ただ、直ぐには結果が出ないことだし、親にある程度の信念がなければ続けられないかもしれません。それでも、種蒔きはしておいた方が良いと私は思っています。