最近中東はとても勢いがあり、サウジアラビアでは「THE LINE」という壮大なプロジェクトまで始まりました。中東の多くの国では、女性は全身を布で覆わなければ入国ができないなど宗教上の決まりも厳しく、まだまだ危険レベルが高い国もありますが、ドバイは観光客へ柔軟な対応をとり、既に沢山の外国人を受け入れています。

そのため、ドバイでは安全に中東のアラビアンな雰囲気を得ることができます。現在世界一高い建物として認定されている「ブルジュ・カリファ(ハリファ)」もドバイのダウンタウンにあります。観光でいつか訪れたいと思っている方のために、私が旅行して気がついたことを書きました。

ドバイはアラブ首長国連邦の一つ

アラブ首長国連邦は7つの国で構成されている国で、ドバイは7首長国中第2位、1位はアブダビです。ドバイは「産油国」というイメージがありますが、実は産油国として機能している国はアブダビで、ドバイは産油国というよりは、観光で生計をたてている国です。ドバイの他には、アジュマン、シャルジャ、アルアイン、ラスアルハイマ、フジャイラ、アブダビがあります。

これらの7つの国は国境を設けていないため、ドバイへ入国した後にレンタカーやツアーで気軽に観光へ行くことが可能です。アブダビ以外の1つ1つの国が小さいため、例えばお隣シャルジャからドバイのブルジュハリファまで20km程度で到着します。ラスアルハイマからアブダビまでを、一本の道路で行くこともできるため、制限速度120kmで行けば、ラスアルハイマからアブダビまで3時間程度(300kmほど)で行くことができるほどです。

ドバイの夜は寒い?

夏の昼間は焼けるように暑く、夜は凍える寒さ、、、
という印象で8月に一か月の旅行に行ったのですが、夜は冷えるどころか下手すれば昼間よりも温度が上がり、外を散歩する気持ちも起きないほどでした。(笑)

ドバイ以外は、日が落ちると気温が下がるため、アパートやお店で使う冷房の室外機から発せられる熱も関係しているのではないかと推測しています。

気温が高くても湿度が低いからカラッとしている?

 

ドバイのお昼は暑い今年の8月は温度で言えば、35度から45度の間でした。湿度は30%から80%の間でした。

35度と聞けば湿度が低いイメージになりますが、気温が上がると空気に含められる水分量が増えるために、45度で35%は20度の時の35%とはまるで違い、かなり湿度が高いと感じました。どのくらいかというと、冷房のかかっているホテルから外へ出た時に、眼鏡が曇ってしまうほどです(笑)

宗教が厳しいでしょうね?

ドバイは、現地の人を軽視した行動は認められませんが、イスラム教徒ではない外国人がイスラム教の掟に従う必要はなく、お隣シャルジャと比べると、外国人でもあまりマナーを気にすることなく楽しめます。

服装

イスラム教徒は、外へ出るときは全身を布で覆い、女性は髪の毛を見せてはいけません。国によっては、外国人であれど国のルールに従わなければ入国が許されない国もありますが、ドバイは勿論、アラブ首長国連邦では外国人は肌を出していても許されます。

特にドバイは観光客や、移民も多いため、女性が短パンにキャミソールやセクシーなミニドレスを着ている人もいます。

ただし、モスクでは外国人でも肌や髪を出して中へ入ることができないエリアはあります。男性も短パンやサンダルでは入れないなど決められているため、イスラム教に関連する場所へ出かける際には、事前にドレスコードを調べてから出かけるとよいでしょう。

中には、せっかく行ったのに、入れなかった人もいるようです。

夏でも外で観光はできる?

 

結論はYESです。しかし、オススメはしません。
日によりますが、3月末から9月の間は、中東の暑さに慣れていない日本人が一日中外で観光をすると、間違いなく具合が悪くなるでしょう。

外へ出る時間は30分程度で、その後冷房の効いた部屋で涼む時間を取れる場所であれば可能かもしれません。

まさに、サウナと同じ感じです。30分もいれば水風呂に入りたくなりますよね。もしもサウナの中に2時間でも3時間でもいて大丈夫な方は、ドバイの夏でも外のアクティビティを楽しめると思います。

特に7,8月は帽子が必須でできれば日傘を差し、ゆったりとした長袖を着るとよいでしょう。現地の人のように全身布で覆うことが一番涼しいと思います。観光に来ているので、なりきって現地の方と同じ格好で回るのもよいかもしれません。

日本では夏に長袖を着れば暑いですが、日本より暑くなると逆に太陽や外気から肌を守ってくれて涼しいと感じます。

冬は暖かくて観光に最適?

観光には適していると思います。しかし、ハワイや東南アジアのような温かさはありませんでした。人によっては、ダウンジャケットを着ている人もいます。

11月から2月の間は日本の肌寒い春位の日も多いため、長袖やジャケットが必要です。プールや海で泳ぐつもりで水着も持っていきましたが、入る気にもならないし誰も入っていませんでした。

まとめ

ドバイは気軽に観光へ行ける国です。砂漠もあり、世界一のタワーや海に浮かぶ人口島、、日本にはない景色をたくさん見ることができるため、旅行にオススメです。