ある方から、日本が外国人を受け入れる能力を高めるにはどのような取り組みが必要か問われました。

結論から言うと、

日本に「外国人を受け入れる能力」はありません。

日本人の英語力の低さの裏返しが、受け入れの制限政策に繋がっていると思います。

日本に来る労働者が日本語を学習するのではなく、受け入れる日本が英語を習得しなければ、国際社会から置いていかれるだけだと考えています。

日本語が公用語もしくはそれに準ずる言語として使われている国は世界に何ヵ国あるのか、逆に英語であれば何ヵ国あるのか考えれば、どちらの言語を優先すべきか分かると思います。

そのときに、どうしても日本語にこだわる国民性が邪魔をするのです。

つまり、日本には、「外国人を受け入れる能力がない」のです。

 

具体的な取り組みはいくらでもあります。しかも、ごく簡単なことばかりです。

本当に大事なのは、日本が本気で外国人を受け入れなければマズイと心から思えるかどうかです。

「外国からの労働力が無ければ、近い将来日本社会はたち行かなくなる。」その一方で、「日本円を欲しがる外国人はいない。」

という現実に直面すれば、自ずと受け入れの取り組みは、実行されると思います。

私が関わっている介護施設でいえば、利用者さんの名前を常に英語併記にするだけで、フィリピン人スタッフの業務内容は大幅に広がります。

取り組みとは、その程度の事柄の積み重ねなのです。