本当の最期が近づいているのを予感しながら

在宅に切り替えて過ごしていた頃。


静かに静かに時が流れる中

息をしている次男の側にいて

生きて欲しいのに

その時を待っているような

矛盾した感情の中

過ごした瞬間もあり


あれはなんだったのだろう。


あの時に戻れても

私はまた

側にいて待つのだろうか。


考えても仕方のないこと

考えては

今日も涙を落としている。