こんにちは
寅さんです
今回は
「押すなよ!絶対に押すなよ!」
と言われて押したくなる心理についてお話します
今ではダチョウ俱楽部のネタとして流行して
ギャグのように使われていますが(実際にギャグですが)
人は、
「押すなよ!絶対に押すなよ!」
と言われたら押したくなる心理を持っています
実はこの心理は
よく使ってしまいがちですが
日常生活で誤った使い方をしている人も多いのです
例えば
「椅子を揺らさないで」
「もう酒は飲んでないだろうね?」
「このメロンパン絶対に食べないでね」
などです
何かをやらないでほしいとき
「○○するな」
というのは逆効果なんですね
なぜかというと
人が物事を聞き入れるとき
まず
「○○するな」
の○○の部分をイメージします
だって○○の部分が何かわからなかったらそれをやめることもできませんよね
そのあとに○○をしないように気を付けようとします
しかし、○○をイメージしている段階で
潜在意識の中に
自分が○○をしている状態がすりこまれます
なので自然と○○をしたくなるのです
では試しに一つの例を挙げてみようと思います
今からいうことをよく聞いてください
「青いシマウマのことを絶対に考えないでください」
どうですか?
今頭の中で青いシマウマのことを考えましたよね?
そうです
青いシマウマのことを考えてはいけない
と言われたら
まず第一に青いシマウマがどのようなものかを考えてしまうのです
そのあとに
青いシマウマのことは考えない
と思っても、もう手遅れです
あなたの頭の中にはもう青いシマウマのイメージが出来上がっているのからです
結果
「青いシマウマのことを考えていけない」
という要求を聞き入れなかったわけです
この心理は
回数を増やすたびに○○のイメージがどんどん強くなって
ますますやりたくなるものなのです
ですから
人にお酒をやめてほしいときは
「お酒やめればいいじゃん」
ではなく、
「オレンジジュースのほうが絶対うまいって!一緒にオレンジジュースのもうぜ!」
と言ってあげてください
酒を飲むなというよりは聞き入れてくれるはずです
否定形でいうのは逆効果なので、肯定形言ってみてください
ダチョウ俱楽部のようにギャグで使うのは大いに結構です(むしろそっちのほうが面白がられると思います)
でわ!