世の中には誰もが食べたいパイがあったとします。

国民全員で分けて食べる方法もありますが、みんなで分けると当然一人当たりの取り分はずっと減ってしまいます。

 

たくさん食べたい政治家、経営者たち社会の権力者は、こっそり食べるか、法律という社会のルールを作り、一般庶民が食べられないようにしています。

自分たち一族がこの先未来永劫おいしい思いができるようにあの手この手を考えるわけです。

 

例えば一生食うに困らない医者という職業があります。

医学部を出て医師国家試験に通らないと医者にはなれないというルールが決められています。

このルールの中では優秀な人間ばかりではなく、医者のバカ息子でも金さえあればなれてしまいます。

一般庶民では払えない金です。

医者という職業にふさわしくない医者のバカ息子を何人も見てきています。

 

医者に限らず、権力者が権力や金を持ち続けられるルール(法律、決まり)がたくさん世の中に存在します。

なぜなら社会のルールを作るのは権力者だからです。

自分やその子供たちが不利になるようなルールを作るわけがありません。

 

 

一般庶民はおいしいパイを食べられないわけですから不満がたまります。

努力しても食べられません。

年月が過ぎれば過ぎるほど貧富の格差がついていきます。

 

庶民がおいしいパイを食べるためには武力で奪い取るしかなくなってきます。

人類の歴史を見ると、クーデター、革命、戦争と、昔からそんなことを繰り返しています。

そんなことが起きないよう権力者たちは、おこぼれを庶民に分け与えて武力行使が起きないよう考えているわけです。

 

分かりやすいところではふるさと納税という制度。

権力者たちの食べかすを、庶民にばらまきます。

庶民は牛肉だ、カニだと大喜びして食べかすに飛びつきます。

権力者たちは、自分たちの食べかすに飛びついて大喜びしている庶民の姿を高層階のビルからワイン片手に、その何倍もの高級な牛肉、カニを食べながら笑ってみているのです。

そして税金を納めることすらできない庶民にいたってはその食べかすすらもらえる権利も無いのです。

 

ポイ活の世界も同じです。

パイは限られています。

 

ポイ活に参加する人が増えれば増えるほど、一人当たりの取り分は減ります。

この1年間を見ても、もらえるポイント、当選確率はずっと減りました。

あるアプリでは半減というところもありました。

 

今までポイントサイトの上級会員であるインフルエンサーも、紹介料というおいしいパイを独占してきましたが、おいしい思いができなくなっている人も増えているはずです。

 

ポイ活の世界は法律で守られているわけではないので、実力で上級会員から紹介料というパイを奪い取ることも可能ですから。

 

腐っているかもしれないパイを、腐っているかどうかの判断は自己責任で、と紹介料目的に怪しいパイを提供するインフルエンサーから人が離れていくのは当然です。

 

最初は騙されても、長く続けていれば、そのインフルエンサーが提供するパイがおいしいか不味いかは分かってきます。

 

安くておいしい上質なパイを提供する人に集まるのは当然です。

私もそんな人の紹介コードを使ってポイ活をします。

 

ポイ活が儲かる分かると悪質な業者が集まってきました。

安くてまずいパイを高い価格で販売する業者だけでなく、腐ったパイを腐っていないように見せかける業者まで現れてきました。

 

こういう連中が増えれば増えるほど、腐ったパイ、安物のパイを買わされた人はポイ活の世界から去っていきます。

最近、一部のクズのせいで、せっかく盛り上がっているポイ活がどんどん改悪されていくのではないかと思えてなりません。

 

まあ流行の終焉なんて、毎回こんなパターンですけどね。