種種雑多なことを記す

 

どの手法を選択して、どうやって勝つか?の話ではない。

 

その前、そもそもどうやってマーケットに向き合うか?

自分の環境と適正(強み)と今のマーケット環境を考慮してどう取り組むのか判断

する必要がある。相場観も絡んでくる話になる。例えば、低位時価総額のマネゲ的

値動きをメインとしてマーケットに向き合う場合、日中の時間を割かなければならず

本業へ影響が出ないはずがない。一方で環境を考慮して決めても、適正に合っていなければ優位性を確保することも難しくなるだろう、例えば井村さんの逆立ちしても出来ない。

 

 

選択と集中について

また、成功したほとんどのプレーヤーは戦う市場や手法はひとつの場所だと思われる。またひとつではなかったとしても、資産爆増に貢献してるのはひとつの事が多い気がする。これは株クラとの交流が無いから分からないし、合ったとしても統計をとれるわけではないので何とも言えないが。ただ例えば今年はFXで200%勝利した、その次の年に株式デイトレで150%!!などはあまり耳にしない。つまり2022年ドル円でトレードしてバカ儲けして、そのうえで2023-2024年の株式の外人買いに追随してバカ儲けなどはやはり難易度が高い。あるとしても株式現物長期&FXデイトレとか、

円安リスクヘッジ&株短期トレードとか、やはり適正や環境に合ったやり方を

バランス感覚を持って事を進めていかなければならない。

 

 

柔軟性と矛盾について

あともうひとつの視点。自分のマーケットへの向き合い方に期待値が無いと判断

できたら柔軟にスタイルを変える必要がある、と同時にスタイルを変えてはいけない場合があるという事。何言ってるんだ?なんだけど、、、

 

例を挙げると成長株投資のお手本とも言えるはっしゃん氏は2022-2024あたりは目も当てられないパフォーマンスになっている、これはスタイルへの固執による「失敗」なのか、それとも必要なドローダウンなのか?という話題。

2020-2021年はグロースの当たり年だったが、2022年のような相場が来た時に、グロースの中長期ポジションを持っていればやはりきつい展開になっていたと考えられる、特に2022年相場米国マーケットの金利が話題、ドル円が急上昇→マザーズが世界一のクソ指数となった相場だったが対処可能だったのか?は不明。ただはっしゃんではなく井村さんなんかは「地合いを読もうとしない、読めないから」と高らかに宣言しつつも「22年はグロースやるわけない」ぐらいの発言をしており、これが選定銘柄がタマタマ避けることが出来たのか?地合いを読んだのか?ここら辺は不明。

 

書籍「トレーディングエッジ入門」ではマーケットのペイアウト、ペイバックサイクルを唱えており、ひとつのトレード手法がマーケットに完璧に適合する時とそうでない時があり、それを整理した価値のある書籍。彼はそのサイクルへの向き合い方を「売買記録を研究してPPサイクルの転換点を見極める、ポジションサイズを小さくする事で対処、そしてPPサイクルからトレーダーが受ける影響を自覚、コントロールすべし」「変化したマーケットに適した手法に改善する試みはカーブフィッティングにはまる時間の無駄である」と結論づけていた。

例えば「株は年2回売買しろ」みたいな本なんかは、外人主導のアクティブな運用に追随するには、おそらくブレイク失敗に何度か遭遇する必要がある手法で。書籍中ではマーケットの先読みについて、トレーダーが持つべき心理は「○○になるかもしれない」ではなく「〇〇になるはず、間違いない。けどもし間違ったら損切する」みたいな事を謳っていた。途中で諦めてしまうとこの手法に期待値があったとしても資産増加は達成できないのである。

手法の期待値がどこにあるか?の理解が浅いことについては、上記トレーディングエッジ入門では、必要に異常に浅い損切りについて強い戒めを持っており、浅い損切でトレーダーが抱えたリスクは「浅い損切額+通常の損切ラインなら得られたはずの利益額」としており、計画通りの期待値を得ることができない。と記している。

ここら辺については、個別株の価格動向だけでなく、値動き(感覚値によるもの)や地合いなどををひとつの判断基準とする裁量トレードでは、難易度が高い点になる。

 

また本稿の話題(柔軟性と矛盾)について言及すれば、システム的トレードをする際にも結局はどのシステムをいつどの市場でどれぐらいのポジ量でスタートさせるかを全てシステム化する事は現実的ではない以上、裁量的判断が必要になることを意味している。

 

(失敗を含めて初めて期待値を判断できるようになる。書籍の有害な点のひとつは、この点にある。トレードアイデアとしては理に適った有利なアイデアに思えるが、本当に期待値があるかは分からない点、そしてトレードアイデアが実行できる事と出来ない事には、大きな差がある。この差について理解を深めないと凡人には資産増加は難しい)

 

訓練と習熟について

書籍「システム〇〇」ペンフォールド氏の魔術師へのインタビューでは、コルト?さんだか誰か忘れたけど、

 

 

情報の氾濫について

これも人によっては成功への大きな妨げになるのではないか。今はとにかく情報が

氾濫している。噓か誠か分からないトレード結果からトレードアイデアまで色々。

一目で嘘と分かるしLINE誘導とかは論外なんだけど、厄介なのは有益な情報も

有害な情報も混在してるえに、その有益か否かは受け取り手によって変わる点。

 

上手い人がTwitter(X)で含み損を晒してポストする→自分と同じ目線かどうかぐらいは確認できる、でもこれで安心できるのか?資産額もINOUT戦略も試行回数も時間軸もヘッジなのかも、シナリオも、そしてどんな期待値なのかも、なーんも分からん。挙句の果てに、今はまってる趣味とか、政治的話題とか、スポーツ話題とか、子育ての話題とか、不祥事の話題とか、、、、面白そうな話題が次から次へと無限に湧いてくる、しまいには太った外人がプールに飛ぶこむ動画とか見てる自分がいる、、

なんじゃそりゃ!!!!俺がX開いたのは、「なんとなく皆の相場観(温度感)覗いてみよう、3分ぐらい」だったのに!!!!