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ナショナルけもペディア<ナショけも>

アラフェネ動物記へようこそ!
こちらでは、明日動物園・水族館で使える
動物基礎知識を主に載せています。
主に、哺乳類、鳥類、爬虫類が中心に
記事を書いていますが、
飼育方法などは記載いたしません。
よろしくお願いいたします。

 

 

フレンズでは・・・ 

 

 

 

 

 

【やー、砂漠の暮らしってのは大変だからねー。

果物はもちろん、葉っぱからだって水分を摂らないといけないのさ。

慣れりゃ悪くないし、どんな状況でもなんとかなるなる。

ま、楽しくやろうよー。】

 

 

ゆったり、マイペースな性格ですが、冷静沈着で頭が良く切れます。

いつも、アライグマとコンビで登場し、アライグマの突発的な行動と発言を上手くフォローしたり、色々言いつつも、なんだかんだアライグマの行動に合わせたりする面白い姿が見れます。

 

サーバル、アライグマとともに作品登場時から存在するフレンズで、<NEXON版けものフレンズ>で初登場しました。

 のちに、<けものフレンズピクロス>、<けものフレンズFESTIVAL>、アニメ<けものフレンズ>、<けものフレンズ2>などの多くの作品に登場しています。

 

また、<けものフレンズプロジェクト>のイベントや他作品とのコラボとしても多く登場し、実際の動物の<サーバル>と同じく、<フェネック>も多くの人に認知されるようになりました。

 

<けものフレンズ3>では、メインストーリーの冒頭から初登場。

イベントストーリーよりかは、メインストーリーで登場することが多く、いつものごとくアライグマとのペアで登場しています。

 現在は、プレイアブルでは通常の<リラックス属性>に加え、<ラブリー属性>に変化した、HC<フェネック>の2パターンのキャラが登場しています。

 

 

 

 

  基本情報

〇和名

フェネック(ギツネ)

 

〇英名

Fennec(fox)

 

〇学名

Vulpes zerda

 

〇分類

哺乳綱食肉目イヌ科キツネ属

 

〇生息地

アフリカ大陸北西部

 

〇体長(尾長)

30∼40㎝(18~30㎝)

 

〇体重

0.8∼1.5kg

 

〇保護評価

軽度懸念【LC】

ワシントン条約付属書Ⅱ

 

 

 

種名の由来は、アラビア語で<fanak>と呼ぶことから、それに由来し、和名と英名が共通で<フェネック(Fennec)>から命名されています。

 分類が哺乳綱食肉目イヌ科キツネ属に分類されることから、<アカギツネ>と同じキツネの仲間です。

 

 

 

  世界最小のキツネ

オジロスナギツネ

 

オグロスナギツネ

 

体長が30~40㎝、体重が0.8∼1.5kgほどしかなく、キツネ属の動物の中では小型の部類です。

比較的小型のキツネでは<オジロスナギツネ>が40∼52㎝、<オグロスナギツネ>が40∼47㎝と、両種と比べても小さいことから、世界最小のキツネともいわれています。

 

体から手足まで白色~赤褐色の毛皮に覆われ、耳は大きく、尻尾の先はやや黒っぽい色をしているのが特徴で、寒暖差が激しい砂漠を生き抜くために様々な機能があると考えられています。

 

  大きな耳、密集した毛皮

 大きな耳のおかげで聴覚は鋭く、砂の中の獲物のかすかな動きを捉えることができ、耳を大きくすることで、耳の中の毛細血管を冷やしやすく、体内の熱の上昇を防いだり、外部に放熱する機能を持っています。

 手足の先まで、毛が密集しており、地面の熱さや冷たさから体を守り、足場が取られやすい砂場を容易に歩くことができます。

 

 

  砂漠で暮らすには・・・

主にアフリカ大陸北部~西部の砂漠地帯の広範囲に生息しており、暑く乾燥し、昼と夜の寒暖差が激しく、水が少ない過酷な環境下で活動しています。

 

 基本的に地面などに10mほどの巣穴をほり、寒暖差の激しい気候から身を守りながら活動をしています。

夜行性ですが、夜間に冷えた体を温めるために、昼に日光浴を行うことがあります。

 

食性は、雑食寄りの肉食性で、小型哺乳類、鳥類とその卵、爬虫類、昆虫類、植物の根や果実などを食べています。

 砂漠環境での適応で、水をほとんど必要とせず、基本的に植物に含まれている水分で賄うことができます。

 

1~2月が繁殖期で、2~6頭ほどの赤ちゃんを産みます。

基本的に育児はオスとメスが共同で行い、オスが外で食べ物を探しにいきます。

 寿命は10年、飼育下では12年ほどの記録があります。

 

 

  砂漠という過酷な環境で生き抜くことを選んだ動物たち

 

 

地球上には、アフリカ大陸やアラビア半島の一部には、<砂漠気候>と呼ばれる、暑く乾燥し、水場が少なく、昼夜の寒暖差が厳しい過酷な環境が存在します。

 一見、生物が活動を行うには非常に厳しいと思われがちの環境下ですが、その環境に適応するかのように進化した、様々な動物種が存在しています。

 例えば、できるだけ体を小さくし、熱を放散しやすく、蓄積しにくく、できるだけ水分を取らないなど、その環境にあった形態や生理をしていることが多いです。

 

本記事で紹介した<フェネック>と呼ばれる動物ですが、大きな耳を持ち、小型化することで熱を放散し、体内に蓄積させにくく、水分も植物から得られるわずかな水分でも長時間生き抜くことに特化しているために、砂漠での活動に有利になっています。

 

スナネコ

また、同じような環境に生息し、<砂漠の天使>との異名を持つ、<スナネコ>も科は違うものの<フェネック>と同じように、耳が大型化し、体格が小型でこちらも植物からの水分で補っており、手足の肉球の周りには毛が密集し、地面の熱さをやわらげます。

 

 

フタコブラクダ

砂漠を横断といえば<フタコブラクダ>が定番ですが、背中にある特徴的なコブは、暑さをやわらげる断熱材の役割をし、長いまつげで目に砂が入るのを防いだり、砂に足を取られないような特殊な足(蹠球【しょきゅう】とも呼ばれる)をしています。

 

 

アラビアオリックス

砂漠に生息する哺乳類のほとんどが、明るい<ベージュ>や<白色>毛皮をしていますが、主に太陽光の熱を吸収しづらくする効果を持っているといわれています。

 ユニコーンのモデルとも言われた<アラビアオリックス>も、体全体のほとんどが白色の毛皮に覆われることで、太陽光の熱の吸収を抑える役割があると考えられ、水分をあまり必要とせず、強靭な足腰で砂漠を移動することに長けています。

 

 

このように、地球上の過酷な環境下でも、生きられないと決めるのではなく、それに適応し生き抜くという、生物の神秘の力強さの一つでもあり、魅力的な部分でもあります。

 

 

 

  フェネックは飼えるのか・・・

フェネックは飼育できるかという事ですが、飼育は可能ですが、飼育の難易度は非常に高いです。

 

まず、購入する際ですが、一般的なペットショップなどで購入することは困難です。

 取り扱っている国内外のブリーダーや動物取扱者などを通すことが一般的なようですが、人脈もある程度必要なことから、入手ハードルは高めです。

 

飼育環境は本来の生息地の環境に近いものにする必要があり、気温は高め、湿度は低いほうが望ましいとされており、温度管理が常に留意する必要があります。

また、フェネックは地面に穴を掘る習性がある為、エンリッチメント上、穴を掘れる砂場が必要です。

 

野生動物なので、ヒトには慣れにくく、トイレも覚えにくいことから、様々なしつけを行うことが難しいとされています。

また、臭気が強かったり、夜行性であることから、周辺の近隣住民への配慮も必要なことから飼育する場所の選定も重要となります。

 

<フェネック>はイヌ科の動物ですが、愛玩犬のようにはいかず、飼育方法が確立されていないので、飼育する際は常に最新の情報を自らリサーチしつつ、アドバイスがもらえるような人脈作りが欠かせないようです。

 

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