アラフェネ動物記

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【重要】5月の【X】及び当ブログの更新について。 | アラフェネ動物記 (ameblo.jp)

 

 

 

 

 

 

 

 

こんにちは、アラフェネです。

 

今回は、<ワニ>の記事になります。

 

爬虫類の中では大型の部類に入り、獰猛さと凶暴さ、特徴的な大きな口という部分から恐怖の対象とされています。

 

そんなイメージとは裏腹に、実は知能もそれなりに高く、子煩悩な性格で可愛らしい見た目というギャップもあります。

 

そんなワニですが、生態、分類、生息地などを見ていきたいと思います。

 

 

  分類

 

 

 

 

 

まずは分類です。

一般的にワニと呼ばれる動物は、<爬虫綱ワニ目>と呼ばれる分類になります。

 

現生のワニ目は、<クロコダイル科>、<アリゲーター科>、<ガビアル科>の3科に大きく分類されます。

 

 

クロコダイル科には、<ナイルワニ、イリエワニ>、アリゲーター科には<メガネカイマン、アメリカアリゲーター、ヨウスコウアリゲーター>、ガビアル科には<インドガビアル、マレーガビアル>などの種が存在します。
 

 

4足歩行という部分や、細長い体をしている部分から、トカゲによく似ている種ですが、トカゲの大半は<有隣目トカゲ亜目>なので別の分類になります。

 

 

  生息地

次に生息地です。

 

ワニの生息地は、アフリカ大陸南部~西部、マダガスカル、インド、東南アジア(マレー半島、ボルネオ島)、オーストラリア北部、中南アメリカ、南アジアなど、南半球の大部分をとしており、基本的には熱帯~亜熱帯の沿岸部を中心に生息しています。

 

基本的には河川の淡水域を生息域としており、

最大種のイリエワニやアメリカワニなどは海を泳ぐことができる種も存在していますが、海水への適応はあまり高くありません。

 

現在は絶滅していますが、海を中心とした生息地をもつ種(イカノガビアル)や、陸生のみ(メコスクス)を中心とした、ワニなどが存在していましたが、恐竜が陸上に現れるときに、現在のワニのように水中にも適応し、半水生に進化したと考えられています。

 

 

 

  形態

続いて形態です。

 

ワニの体は、トカゲのように全体的に長く、体全体が角質化した丈夫な硬い鱗で

覆われており、哺乳動物をまるかじりできる大きな口と先が筋肉質な尻尾が特徴的です。

半水生動物で、水中では体全体をひねらせながら高速で泳ぐことができ、

陸上では4足で移動を行うのですが、以外にも走るスピードは非常に早いです。

 

 

〇口

ワニの特徴を位置づける大きな口は大きさや形は種によってさまざまで、アリゲーター科のような靴ベラに似た特徴的な口や、ガビアル科のように細長い口を持った種も存在します。

 

爬虫類の中では、珍しく、同じ歯の形しか持たない<同歯性>であり、折れてもすぐ

歯が生え変わります。

 

咬合力(噛む力)は爬虫類最強格で、大型哺乳類の太い骨をいとも簡単にかみ砕くほどの力があります。

人間で例えると60kgに対し、ワニは1000kgと言われています。

ただ閉じる力は強いのですが開く力はあまり強くなく、ロープなので縛られるとほとんど抵抗ができません。

 

陸に上がって口を開けるような様子が見られると思いますが、体温調節を行っており、変温動物であるワニは暖かい空気を体内に入れて調節していると考えられています。

 

 

〇感覚器<目・鼻・耳>

ワニは他の半水生動物(陸でも水中でも活動できる動物)と同じく、

目、鼻、耳が一直線上に存在し、水中に半分隠れながら、周囲を観察することが可能となっています。

 

 

目は、<輝板>と呼ばれるものがあり、夜間でも視界を確保することができます。

通常の上下に動くまぶたとは別に<瞬膜(しゅんまく)>とよばれる横に動く別のまぶたが存在し、ゴミやほこりなど外部の異物や刺激から網膜を保護する役割を持ちます。

両生類、爬虫類、鳥類によく発達している種が多く、哺乳類では<ラクダ、ホッキョクグマ、ツチブタ、マナティ>などにも

瞬膜が存在しますが、ヒトでは痕跡程度となっています。

 

耳はとても分かりづらいですが、目の後ろについており動かすことができます。

ワニの聴覚は特殊で、水中での振動を感知することに特化しており、視界が悪い濁ったい水中でも音源を特定することが可能で、獲物をピンポイントで仕留めることに

有利になっています。

最近では、磁場を感じ取る能力も示唆されています。

 

鼻は口の先についており、開いたり閉じたりすることができます。

匂いを感知できる能力は高くありませんが、死骸などに対してのフェロモン

には、とりわけ敏感で100mまで感知できると言われています。

 

 

 

 

〇手足

手足は、前後5本指で、水かきと呼ばれるものが存在せず、痕跡がある程度です。

水中では手足を使うよりかは、体全体をひねらせながら高速で泳ぐことができ、推定水中速度は約30km/hほどです。

陸上では、トカゲと同じように4足で移動を行うのですが、以外にも走るスピードは18km/h以上と<ギャロップ走行>ができることで有名です。

 

〇総排出腔<そうはいしゅつこう>

総排出腔は、軟骨魚類、両生類、鳥類、爬虫類のほとんど、一部の哺乳類(ビーバー、カモノハシ)はこのような器官をもっています。

 

ワニもその一種で、卵と排泄物が出てくる出口が同じ、<総排出腔>という器官をもっています。

尻尾の付け根に存在し、糞や尿、卵も同じところから排出されるので、卵は少々汚れていることが多いです。

 

 

 

  生態

 

 

完全肉食性で、魚類、哺乳類、甲殻類、貝類、爬虫類、哺乳類など、基本的にとらえられる獲物であれば、なんでも捕食します。

 

ワニの代表的な大きな口で、獲物をしっかりと噛みつき固定し、アメリカワニ、イリエワニ、ナイルワニなどの大型種は獲物を仕留める際、この強靭なあごを使った大技<デスロール>と呼ばれる捕食方法が有名で、獲物をしっかり噛みついて固定し、回転しながら肉を引きちぎり、丸呑みにします。

 

爬虫類では珍しく、石を食べてを胃の中に貯蔵する習性があり、食物の消化を助けたり、

水中での浮力を調節することが可能です。

 

 

〇繁殖

ワニは<卵生>であり、種によって異なりますが、卵を一度に40~60個ほど、

産むことができます。

以外にも知能が高く、子煩悩社会的な部分も強いのがワニの繁殖の特徴です。

 

枯れた葉や土などを合わせた巣を作り、発酵熱で卵を温め孵化させます。

雌はつきっきりで、巣や赤ちゃんを守り、保護する習性を持っています。

 

ワニの卵の孵化の温度はオスメスを決める際の指標として知られており、

30度以下だと全てオス、30度を超えるとオスメス両方、33度を超えると全てオスになるなど、環境温度が種の生息数に密接に関係していると言われています。

 

その為、地球温暖化の影響をとても受けやすい種の一種であり、絶滅が危惧されている

種としても注目されています。

 

 

 

 

 

  生息状況

 

現在、ワニ目全種が<ワシントン条約>により、厳しい国際的取引制限が設けられています。

 

絶滅の要因としては、害獣駆除によるものや密猟食用(ワニ料理)、財布やかばんなどの材料として使われるワニ革製品などによるものであり、生息数が大幅に激減し、国際的な保護が求められています。

 

また、先ほど前述しましたが、地球温暖化による地球全体の平均温度が上昇することによって、オスメスの個体のバランスが崩れるといった、地球環境の影響を受けやすいことから、繁殖にも悪影響を与えていると言われています。

 

  動物園・水族館

 

 

生息地を見てもわかるように、日本では野生のワニを見ることはできませんが、

動物園・水族館ではその姿を見ることができます。

 

展示施設は多くありませんが、展示されている10施設以上あるという事から、いかに保護・繁殖に力を入れていることがわかります。

 

特に神奈川の<熱川バナナワニ園>は多種のワニを飼育しているゆういつの園であり、

ワニ好きにはおすすめです。

 

 

 

 

 

〇ヨウスコウアリゲーター【札幌市円山動物園(北海道)】

 

〇ニシアフリカコガタワニ【世界淡水魚園水族館 アクア・トト・ぎふ(岐阜)】

 

〇クチヒロカイマン【静岡市日本平動物園(静岡)】

 

〇マレーガビアル、イリエワニ【上野恩賜動物園(東京)】

 

〇メガネカイマン、シャムワニ、マライガビアル

など全16種【熱川バナナワニ園(神奈川)】

 

〇インドガビアル【東山動植物公園(愛知)】

 

〇ミシシッピワニ 【鳥羽水族館(三重)】

 

〇イリエワニ 【別府鬼山地獄(大分)】

 

〇シャムワニ【沖縄こどもの国(沖縄)】

  
 

 

 

 

  コラム:<特定動物>

 

<特定動物>とは、人々の生命・身体・財産に侵害を与える可能性が非常に高い動物の総称をいい、政令で指定

されているものをいいます。

 

これらの動物は、犬や猫などのペットとは違い、元々野生本来の習性を強く合わせもった種であり、獰猛で人への飼いならしが

非常に困難であることから、厳しい飼育基準(飼育方法・管理方法・建築基準など)のもと、厳重に管理されており、いかなる動物園・水族館であろうと、飼育する為には、都道府県知事市長への所定の手続きによる許可が必要となります。

 

特定動物を無許可で飼育すると、厳しい罰則が科せられます。

 

つまり、人の命を奪う可能性のある動物は、よほどの特例が無い限り、一般的には飼うことができないという事です。

 

 

 

  特定動物指定種

〇哺乳類

・霊長目<ゴリラ、オランウータン、ニホンザル、テナガザル科全種>

・食肉目(ネコ目)<ドール、タイリクオオカミ、リカオン、セグロジャッカル、キンイロオオカミ、

タテガミオオカミ、ライオン、ピューマ、ウンピョウ、サーバル、カラカル、オセロット、ヒグマなどのクマ科全種

ハイエナ科全種>

 

・ゾウ目

ゾウ科全種

 

・奇蹄目

サイ科全種

 

・クジラ偶蹄目

カバ、キリン全種、ウシ科<オグロヌー、オジロヌーなど>

 

〇鳥類

・ダチョウ目<ヒクイドリ、ダチョウなど>

・タカ目<ハクトウワシ、オオタカ、オオワシ、ダルマワシ、コンドル、ハゲワシ、イヌワシ>

 

〇爬虫類

・カメ目<カミツキガメ(ワニガメ)>

・有隣目<コモドドラゴン、ハブ、ブラックマンバ、アナコンダ、キングコブラ、アフリカニシキヘビ>

・ワニ目全種<イリエワニ、アメリカアリゲーター、メガネカイマン>

 

 

 

 

 

上図が指定されている一部の種です。

基本的に指定されている国内で指定されている種は約650種とされており、哺乳類、鳥類、爬虫類など多くの種類が

指定されています。

ここでは記載はしませんが、両生類、魚類、虫類なども例外ではありません。

 

特定動物に指定されるかの基準ですが、

 

爪牙などによる殺傷力(ライオン、ハイエナ、タイリクオオカミ、ハクトウワシ、イリエワニ)

毒性があるかどうか(コモドドラゴン、ハブ)

〇人の何十倍の体格や運動力、握力、重量(アフリカゾウ、アミメキリン、アフリカスイギュウ、ゴリラ、オランウータン)

〇他飼育されている実態や動物逸走(脱走)などによる危険度

 

などで総合的に判断されています。

 

 

今回の主旨である、ワニは野生本来の獰猛さと、強力な咬合力や鋭い牙を持つことから、人の命を奪う可能性が非常に

高いことから、<ワニ目>全種特定動物に指定されており、飼育方法(給餌)、管理方法(帳簿付けやマイクロチップ)、建築基準(耐衝ガラス、フェンス、コンクリートなどを使う)などが厳しく定められています。

 

 

 

今回の記事は以上となります。

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最後までご購読ありがとうございました。

 

 

  リンク

 

ブログ<アラフェネ動物記>

 

 



〇まるモフ園長の動物記<2024年4月31日で投稿終了予定>

 

 




〇兄妹を探す物語

<2024年4月31日で投稿終了予定>

 




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