小学3年生のあーちゃんは、小学1年生の3学期からプログラミングに取り組んでいます。プログラミング歴は1年半の女の子。
あーちゃんは、今プログラミングJ10級にチャレンジしています。100行を40分で打って、コンパイルする所までができて合格になる級です。座標や秒数などが間違えていると合格できません。あーちゃんは、7月からこのJ10級を受験するために、何度も練習をしてきました。あーちゃんは、打つのに時間がかかりすぎてしまうのが課題でした。何度も何度も練習をしました。最近、スピードがあがり、いい仕上がりになってきたので、
というと、
こんなやりとりが何回か続きました。受ける勇気が出ない様子です。
「よし!あーちゃん、じゃあ、今日は、時間内にどこまで打てるか、やってみるよ!」
最初は、渋っていましたが、ようやく、
いざ、はじまると、あーちゃんは、もくもく、打ち込んでいます。もし、時間内に全部打てなかったら、、、もし、エラーがたくさん出てできなかったら、、、またまた自信を失ってしまうかもしれないという心配も、内心ありました。でも、自分の今の実力を知ることも大切ですもの!と私自身も、勇気を出して、あーちゃんにチャレンジしてもらいました。
コンパイルをするため、あーちゃんは、おそるおそる「えい!」とエンターキーを押しました。すると・・・・
「エラーはありません」と出ました。あーちゃんは、キョトンとして、
「おかしいな。ファイルを間違えたかも。もう一回コンパイルしなおしてみる!」
と言って、やり直しました。「エラーはありません」
やっとできた実感がこみあげてきました。
すると、はじめて、あーちゃんは、
と言いました。今まで、こんな言葉を言ったことはありませんでした。ずっと自分に自信が持てなかったあーちゃんが、初めて自分のことを認めたのです。次回、いよいよJ10級を受けます。あーちゃん、がんばろうね!