療法食について | 戸部ウータン動物病院のブログ

戸部ウータン動物病院のブログ

病院の日常を書いてます。
気楽に更新していこうと思いますのでよろしくお願いします。
HPにも遊びにきてください。
HP:http://www.tobe-ah.net/
フェイスブック:http://www.facebook.com/tobeutan
ツイッター:https://twitter.com/tobeutann

ペットフードには、療法食・総合栄養食や間食、その他の目的食などがあります。
 
一般的に健康なわんちゃんねこちゃんが食べているとされる総合栄養食は毎日の主要な食事として給与することを目的とし、そのペットフードとお水だけで指定された成長段階における健康を維持できるような、栄養素的にバランスの取れた製品をいいます。
ウータンお勧め総合食Dr’s(ドクターズ)についてはこちら
 
 

 
 
療法食とは、特定の疾患等に対処するため獣医師管理のもとに特別に栄養バランスが調整されたフードのことです。
わんちゃんねこちゃんが病気になってしまった際に症状に応じて特定の栄養素を増やしたり減らしたりするなどしてそれまでの食事と内容を変える必要が出てくることがあります。又、治療のために食事管理が欠かせない病気もあります。
 
飼い主さまがわんちゃんねこちゃんの病気に合わせた食事を毎日手づくりするのはかなりの負担になりますし、栄養バランスを整えた食事をつくるのはほとんど難しいとされます。
飼い主さまの負担を減らし、正しく栄養バランスをコントロールするために病気の種類や症状に合わせたさまざまな種類の療法食が用意されています。
 
 
消化器疾患
消化器疾患の療法食は、高消化率(低脂肪を含む)、高食物繊維、食物アレルギーへの配慮などがされていますが、症状や病気によってタイプが異なるので与える際は注意が必要です。
 
心疾患
心疾患の療法食は、ナトリウムの量が制限されています。但し、病気の進行度合いや使用する薬の種類によって適切なナトリウム量は異なるため自分で判断せずに必ずかかりつけの獣医師に相談してください。
 
腎臓疾患
腎臓疾患の療法食は、血液中に老廃物が増えるのを防ぎ、病気を進行させないようにするためリンやタンパク質などが制限されています。
 
アレルギー疾患
アレルギー疾患の療法食は、食物アレルギーの原因となりにくい加水分解したタンパク質や、これまでに食べたことの無いタンパク質などが使用されています。療法食を選ぶ際もかかりつけの獣医師とよく相談し自己判断で他の食べ物を与えないことが重要です。
 
尿路結石症
尿路結石症(ストルバイト結石症やシュウ酸カルシウム結石症など)の療法食は、カルシウムやマグネシウムなどのミネラルの栄養バランスが調整されていることが特徴です。療法食を食べている間は、他の食べ物は与えないことが大切です。
 
🟡メーカー別の疾病/症状からみる適応表犬編
ROYAL KANIN(犬)
 
Hill's(犬)
 
 
Dr's(犬)
-----------------------------------------------------
🟡メーカー別の疾病/症状からみる適応表猫編
ROYAL KANIN(猫)
 
 
Hill's(猫)
 
 
Dr's(猫)
療法食は基本的に獣医が処方するものです。
特殊な栄養バランスで長期の使用に向かないものもありますので飼い主さまの判断のみで療法食を選んだり購入を続けたりするのではなく獣医師の指導に沿って与えることが大切です。
わんちゃんねこちゃんの療法食は効果が高い分、素人判断で間違った与え方をしてしまうと、かえって病気を悪化させてしまうこともあるくらい非常に取り扱いが慎重であるということがいえます。
もしもわんちゃんねこちゃんの具合が悪くなった時は小さなことでもまずは動物病院に相談することが大切です☺︎
 
 

🟢療法食の購入方法

上記で紹介した各メーカーの療法食は動物病院直営のオンラインショッピング動物ナビからもご購入頂けます。登録して頂くとサイトにログインできます。

 

動物ナビについてはこちら

(https://ameblo.jp/tobeu-tan/entry-12574195535.html)