障がい者の卓球のルールについては

ほぼ健常者のルールと同じですが、

障がい者スポーツがゆえのルールも

あります。ここでは、その違いを記載

したいと思います。

 

障がい者の卓球は障がいの程度に

よって個人戦は座位5クラス(1から

5)、立位5クラス(6から10)の10ク

ラスとプラス知的障害(11)の1クラス

の合計11クラスに分かれています。

座位、立位それぞれ障がいが軽く

なるにつれクラスの数字が大きくなり

ます。

 

座位の場合・・・

 

座位については高いほど有利である

と言われているため、クッションの高

さは最大15cmまでと決まっています

また、車いす卓球では立ってプレー

することはできません。両脚の太もも

の裏側がシートまたはクッションに

ついていない状態でボールを打つと

反則になります。

 

座位のサーブ

 

サーブは基本的には健常者と同じ

ですが、車いすの選手の場合は相手

コートのサイドラインを切るサーブは

レット(無効)となり、やり直しになりま

す。

 

座位ダブルスの場合

 

ダブルスではペアを組む選手はセン

ターラインを越えて横に移動すること

はできません。レシーブ後はテニスの

ようにペアのどちらの選手がボール

を打ってもよいというルールになって

います。サーブやレシーブの順番は

一般の試合と同じです。

 

立位の場合・・・

 

立位の選手はクラッチ(松葉づえ)を

使用する場合は腕の一部と見なされ

クラッチが卓球台に触れると反則に

なります。

 

正規のトスが難しい場合・・・

 

手に障がいがあって手のひらを開く

ことができないなどの理由で正規の

トスを上げることが難しい場合には

そのまま開かずにサーブをすること

が認められます。

 

卓球台について・・・

 

座位の場合、車いすを使用する関係

で卓球台の脚と台のエンドラインまで

の距離が40cm以上のなっています。