私は毒親育ち

小さな頃から自己肯定感が低い




親からはいつも相手にされなかったし、オモチャなんて買ってもらえなかった。


服もいつも男の子のお下がりばかりで、サンタクロースがウチに来たこともない。


小さな頃から歯磨きなんてしてもらえなかったから、私の口の中は虫歯だらけで口が臭かった。


両親はいつも忙しそうにしていたが、父はギャンブルにお酒、時には暴力を振るった。


そして母は、そんな家庭に苦しみ熱心に宗教活動をした。




子供の頃のわたし



私は友達も少なく、いつも1人で遊んでいた。

誰かと遊ぶ時は嫌な事をされても、悲しいことがあっても、笑って過ごした。


だって嫌だなんて言ったら、私のまわりから誰もいなくなっちゃいそうで、怖かった。




思春期



とにかく目立たないよう、存在を消して過ごした。

いつも「消えてしまいたい」

と思いながら、でもまわりの人にはさとられないよう笑って自分を誤魔化しながら生きてきた。





大きな変化があった



高校生になると、親友ができた。

その頃に、いろんなことが変わった。


たくさんの友達ができ、たくさん話すようになり、目立ちたいと思ってみたり、悪いことをしてみたり、彼氏ができたりした。


毎日、毎日、誰かと遊ぶ事で自分を誤魔化した。


いろんな人とセックスをして自分を誤魔化した。


1人でいる日を1日も作らないようにして誤魔化した。


毎日、毎日、自分を誤魔化した。





大人になって



大人になり自分と向き合うようになった。


大切な人を幸せにしたい。


夢を叶えたい。


誰かの力になりたい。


お母さんと仲良くなりたい…



今までには無い気持ちが溢れた





結婚



それから結婚をし子供が産まれた。


大切な大切な我が子だけど、自閉症があり毎日がとにかく大変で、苦しくて辛くて、助けを求めた。


だけど、助けてもらえなかった。


そしてまた自分の気持ちを殺して毎日を過ごした。

気がついたら、子供の頃の私に戻っていた。


バカで、ブスで、デブで、ダサくて、臭くて、大切にされなくて、嫌われる私。




何かにつけて、

私がダメだから、約束をドタキャンされる。

(急用ができただけ)


私がダメだから、無視される。

(たまたま聞こえなかっただけ)


私がダメだから、仲間はずれにされる。

(会話が盛り上がって私が入れないだけ)


私がダメだから、嫌われる。

(勝手に決めつけてるだけ)


私がダメだから…。

(悲しい出来事は全部私のせい)




自己肯定感の低さから、そんな捉え方をしてしまう癖が治らない。

どうしたら、ここから抜け出せるのだろう…