踵の持ち込み褥瘡が続いて2件 | 褥瘡ゼロを目指す 看護師の日記

褥瘡ゼロを目指す 看護師の日記

褥瘡ゼロを目指す看護師です。介護施設で働く看護師の日記。療養する全ての人が自分で動けなくても、意思表示出来なくても、穏やかに居られるように手伝いたい。その他の興味が向いた事も。

最近来られた 新規利用者に、かかとの 褥瘡 を形成された方が2名 続けて入ってこられた。

1件目は、退院時の看護サマリー では、かかとの褥瘡は治癒しているとの情報だった。

実際見てみると 10cm 台の黒色 壊死。

うっそー、びっくり。

情報とのギャップに目を疑った。


2件目は、現在 治療中との情報だが同じく 黒色 壊死の状態。


どちらも、硬く厚い壊死組織に覆われて、どんだけ深いか分からない。


自宅で倒れて、発見までに時間を要して、褥瘡発生しているのは、理解できる。

そこから治療して、治癒しました、と看護サマリーに書かれた褥瘡が、デカデカ褥瘡だったら、今どきこれを治癒と判断する?てなる。


それを、師長はチェックして印鑑ついているのも信じられない。

病棟師長は、患者の状態を把握していないの?


褥瘡あっても、私が働いている施設は受け入れているから、隠さなくていいのに。

隠していたかどうかは不明だが、中には事前情報と全く違うケースも多々ある。


お二人とも、壊死組織を自己融解するように薬剤使用して、順調にデブリが進んでいる。


骨までは達していなかったが、どちらも結構深い褥瘡だった。

後は肉芽組織を増殖させて、縮小していくまで管理継続。浸出液コントロール、感染予防と除圧をおこなっていく。