投資の失敗と今までのお金に関する経過 | 褥瘡ゼロを目指す 看護師の日記

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褥瘡ゼロを目指す看護師です。介護施設で働く看護師の日記。療養する全ての人が自分で動けなくても、意思表示出来なくても、穏やかに居られるように手伝いたい。その他の興味が向いた事も。

新ニーサで、投資が話題になりやすくなったし、職場の後輩も新ニーサを始めた。

一昔はお金の話はしにくかったが、最近は風潮が変わった。

私がお金の仕組みに興味を持ったのは、中学の家庭科の先生が銀行の単利と複利の違いを説明してくれたことが元になっている。もう何十年前の事だろうか。おそらく授業のカリキュラムには無かったであろうお金の話をしてくれたことを、今凄く感謝している。

生活のためにはお金が必要で、多くの人は労働によりお金を得ていること、そのお金を保管するところが銀行であり、銀行は預けてもらっているお金で融資したりしているため、預けている人に利息をつけていること、この利息に単利と複利の2種類あることを説明してくれた。お金を増やすときに複利が有利と強烈に頭に残る事になった。

それから時が経ち、働き始めると、給料が口座にまとまってきて、無駄に貯まっているがなんとかならないかとか考え始めた。銀行のパンフレットやホームページを調べるようになり、預け方によって利率が変わったり、銀行によって利率の違いがあったりすることを知った。あれこれやってみる事になった。

その頃はテレホンバンキングしか無かったので、これを活用して、なおかつ誕生日に満期が設定される定期預金を組むと、普通に定期預金にするより格段に利率が上がった。満期で一旦普通の定期預金の利率もどるが、電話で申し込む作業をするだけでまた下駄を履かせてもらえることになる。

この方法を教えてくれたオペレーターの方には今でも感謝している。情報を仕入れる事と、少しの手間をかけるだけでお金を預ける報酬が上乗せできるという現象に面白さを感じる事が出来た。

普通に銀行に行くだけでは見落としがちな情報は、ホームページに公開されていて、お得に活用する方法を読み解くのは自分、それが可能かどうかは、窓口やテレホンオペレーターの方に話を聞いて確認して実行するということをやっていた。情報を仕入れて、確認して実行する人だけにプラスをくれる。

数年経って、利率が転がり落ちるように下がってきた時に、もっと効率よくお金でお金を増やしたいと考えるようになった。

そんな時に、窓口で投資信託、外貨定期の話に触れて飛びついてしまった。

投資について何も知らない私は、リターンばかりを期待して数百万円を突っ込んだ。これでお金がお金をつれてくるぞ、と思っていたらリーマンショックに見舞われた。

無知は罪だ、投資はリスクも有ると言葉ではわかっていたが、仕組みを知らなければ対策のしようも無い事にマイナスを出してから気付いた。長期保有すればリスクが減ります、とか言われて、何となく始め、自分が何を投資対象にしていたのか、対象にした国の情勢がどうなのか調べなければいけないことも知らないままだった。

知らないことにお金を使う事の痛さを勉強する事になった。

自分が強欲すぎるのか、とかも考えた。

そこから数年、大して増えない利率で大人しく過しながら、投資をやるにはどうしたらいいかを調べるようになった。図書館や銀行の貸出本で投資のことを読み続けた。そして勇気を出して当時付き合っていた今の旦那さんと投資セミナーに参加。

旦那さんは以前投資でマイナスを出したときも知っているし、リスクを嫌う方だが、私がどうしてもトライしてみたいという意思を尊重してくれてやってみる事になった。

今でもよくあるセミナーだが、ドルコスト平均法とか分散投資とかの説明と、彼らが運営している資産運用会社のフォローシステムの説明だった。これで私の欲は最高潮になった。

あれだけ本とか読んだのに、運用会社にお任せで、自分は沢山もらった目論見書に目も通さず結局何に投資しているのか知らないまま時が過ぎた。

国内外の株式、債券に分散されて、ポートフォリオのパーセントが崩れてきたらリバランスをするかどうか運用会社に連絡する、と言うことをやっていた。やってることは間違いではないが、投資対象に興味を持たないまま運用するのが良くない。

最初の3年はマイナスになるのはコストがあるから仕方ないと説明されていたから何も気にせず、その後は利益も出てきてよしよし、と思っていた。

数年が過ぎ、利益が出ているとはいえ、月5000円の積立では増えるスピード感が緩いな、と感じて積立金を二万円に増額し、寝かせること数年。

その間にも、インターネットで投資の情報を拾いながら過ごし、マネーセンスカレッジというユーチューブを見つけた。家計管理から、投資目的とやり方までを解説されていてわかりやすかった。

放置していた目論見書をよんでみると、手数料が載っていた。3%くらいだったと思う。全てアクティブファンドばかりで構成されていた。インデックスファンド、アクティブファンドの話は運用会社からは聞いていない。勉強してそういう違いがあることを知り、見返してみると自分が投資している商品が理解出来た。

利益も出ているし、アクティブファンドだからだめだとは思わなかったが、それのみで構成するのは違うな、と感じて全て売却する事を判断した。

その資金で改めて自分で投資信託を構成してポートフォリオを組んでみた。

ポートフォリオの内容は運用会社のものを参考にさせていただいて、コストの安い商品に置き換えさせてもらった。

ネット証券で楽に購入できるようになっていて、時代は便利に変わった事を実感した。

年一でリバランスをしてみるが、リバランスのやり方に戸惑ったりして休みが潰れたりした。

それでも私はポートフォリオを考えたり、リバランスを考えたり、やり方分からないから調べたりするのが楽しいと思える質なんだと知れた。

今までは、こういう作業は面倒だからお任せするのが正解だと思っていたが、私はそれが楽しいなら、自分でやればいいんだ。

一通り整ったら、あとはやることがなくなってしまった。インデックス投資は基本何もせず、ひたすら積立ていくだけなので、つまらなさが出てきた。

もっと、何かやりたい。そこで手を伸ばしたのが、高配当株式投資。日本の個別株で高配当銘柄を選んで購入していくやつ。

始める前に、株式のセクターを調べて、まんべんなく高配当銘柄を購入していった。数株ずつ30社に分散させているため、マイナス損益にはなっていない。マイナスになっている会社は、業績や財務を見て買い増すかを判断している。配当金を増やして行くために株を買い増して育てていくのが、なんとも面白い。

配当金を育てつつ、トレードも始めたので、生活の中にお金が育つ情報が見つかると、企業を調べて活かせるのも楽しい。

自分が考えた事が、お金を活かせる事に繋がってる感じが、以前銀行の活用を調べていたときと似ているとな思う。

今は月5万円の副収入が生まれるようにする事が目標。配当金と、トレード、ハンドメイドをフリマで売る事でトライしてみようと考えている。