アキクサインコは歩く |   Flying in the sky Sasuke

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   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

前記事のケンカ話の補足を少々

 

その前に本日のチャチャとハル↓

 

 

止まり辛い場所に仲良く並ぶ必要はないのだけど・・・

 

まあ、こんな感じなのでケンカと言っても知れてる。

それに、ある特殊な状態でなければケンカにはならない。

 

放鳥時、ハルにはお気に入りの場所があって、そこは絶対誰にも譲らない。

そんな場所を狙ってしまうのがチャチャなのです。

チャチャはチャチャで、本当のところは隣の芝生が青い感じがしつつハルの側に行きたいだけ、多分。

そういう2羽で争いが始まってしまうのです。

日頃は冒頭の写真のような感じなので飼い主としては見守るだけですが。

 

 

ここからが本題

 

↑当家のアキクサインコのハルは娘に呼ばれるとホイホイついて行きます。

立派な翼があっても便利に使うのは短い2本足。

ちなみにハルの飛翔力はかなり優秀。

 

ハルに限らずアキクサインコは歩いて歩いて・・・・時には走って・・・移動する鳥です。

大袈裟かな?

でもね、歩くのが得意なのは事実です。

 

数か月前に記事にしていますが、私は走っているチャチャを軽く踏んだ?ことがあります。

当家のルールとして放鳥時の人間の移動は基本、禁止。

でもね、長時間放鳥なので、トイレだったり飲み物を用意したりすることがあります。

その際の移動時、私はすり足に近い歩き方をします。

 

すり足にするのは踏み込まない為と万一を回避しやすくする為。

室内だから大股で歩くわけではないけど、通常の歩き方をすると踏みつけ事故を回避できない。

 

神経質だけどアキクサがいるから仕方ないのです。

文鳥なんかは足元でポンピングしていることもあるけど、アキクサインコは颯爽と駆けぬけることがあるから始末が悪いのです。

 

チャチャの話に戻れば、私がほぼすり足で移動中、足の着地場所へチャチャが偶然走り込んできたのです。

私の足の裏とチャチャの背中が軽く接触しました。

チャチャはギャ!っとひと鳴き。

 

ギャ!を翻訳すると、怖いよ、痛いよ、止めてよ等々ですが、普通のアキクサは滅多にギャっと鳴かない。

ハルは3歳を越えましたが、生まれてこの方、ギャっと鳴いたのは2~3回

一方、チャチャは・・・ほぼほぼ毎日、どこかでギャっと鳴いているのです。

ハルが近くに飛んで来たらギャ!、ハルに一瞬追われただけでギャ!

もうね、大袈裟というか、挨拶みたいにギャっと鳴いている。

気性が荒いのにヘタレってどうなの?チャチャ!?

 

でね、もちろん、チャチャは無傷。

私的にも驚きはなかったのです。

だって、そういうことを想定してアキクサ達と暮らしているのですから。

すり足に近い歩き方をしていると、踏み込みを回避できるのです。

だからチャチャが足の下に駆け込んできた瞬間、足の着地を遅らせました。

 

気持ち悪いくらい神経質な話に思えるかもしれませんが、アキクサインコって歩き回るから重要なことなのです。

 

もう、5年になりますが、あるアキクサインコのルビノーが踏みつけ事故で亡くなりました。

目を覆いたくなるような、壮絶な死に方でした。

また、飼い主がブログに投稿した内容にも問題があり炎上しました。

内容はともかく、アキクサインコは余程注意しないと、踏みつけ事故の確率が高い。

 

ピンクの小鳥って可愛いよね。

アキクサインコと暮らしたいな~

と思っている方がいたら・・・・

 

小さなお子さんがいるご家庭にはお勧めしません。

アキクサインコは歩くのが得意なインコです。

他のインコに比べ床で過ごす時間が長く、時には走ることもあります。

子供さんが走り回るような環境下でアキクサインコと暮らすと何が起こるか想像して見てください。

 

アキクサインコは大人しいインコですが、手乗りであっても人間と距離を置くインコでもあるのです。

殆どのアキクサインコはベタベタ触られるのが嫌いです。

アキクサ地蔵なんて言われたりしますが、安心できる飼い主の肩や伸ばした足に止まって羽繕いや休息を取るのが一番の幸せ。

濃いコミュニケーションは望んでいないのです。

 

中型インコと言われているアキクサインコですが全然中型ではありません、小型インコです。

当家の2羽は共に全長19cm(全長の半分近くは尾羽)、体重は45g前後、セキセイインコより少し大きい程度です。

そんな小さなインコが床を歩き回るのです

 

可愛いから、綺麗だから、大人しいからと・・・何も考えず迎え、リスクを放置するの飼い主失格です。

可愛いから、綺麗だから、大人しいからと・・・迎えたとしても、習性を理解し鳥本人が安心して暮らせる環境を考え作るのが本当の飼い主です。