鳥飼失格と覚悟 |   Flying in the sky Sasuke

  Flying in the sky Sasuke

   ~アキクサ達と文鳥のシルバのお話です~

鳥飼に向いていないのに鳥を飼う奴が多すぎ。

 

 

えっ!まだ、うだうだ言ってるの?

言ってます。

 

鳥を逃がせば、殆どは悲惨な死に方をします。

例え、猫やカラスにやられなくても、空腹で野垂れ死に。

 

酷いことを書くな!?

って声が聞こえてきそうですね。

でも、事実です。

 

 

愛鳥が血だらけで死んでいく姿を想像すれば、逃がすなんてあり得ない。

 

何度も書いていますが、過去に逃がした飼い主さんを責める為ではありません。

今、この瞬間、適当な放鳥をしている馬鹿な飼い主に向けて書いているのです。

 

「室内ではあまり飛ばなかったので、外に出してみたら飛んで行っちゃいました」

どう思います?

鳥飼に向き不向き以前の問題です。

どういう思考なのか理解に苦しむ。

鳥は羽があって飛ぶことが出来るのです。

室内であまり飛ばないのは狭いからです。

飼い主が悲しみ後悔するのは自業自得。

でも、鳥は何も悪いことをしていない。

なのに死んでいく・・・

 

 

「家族が逃がしてしまいました」

ありがちな理由です。

当家の家族には私と同等のロスト対策を求めていますし、各自が実行しています。

もし、高齢の両親と同居なら鳥を飼っていない。

万一、両親と同居ならカゴに鍵をかけて、両親だけでは触らせない。

高齢者が悪い訳ではないけど、どうしても注意散漫になってしまうから。

 

私が鳥飼になったのは40年以上前。

その後、ブランクがあって鳥飼復帰したのは約5年前。

もっと早く鳥たちと暮らしたかったけど、子供が小さかったので迎えなかった。

子供もロストや事故のリスクを上げます。

 

人様の家族構成を批判するつもりはありませんが、高齢者や子供がいる家庭はさらなるロスト対策の徹底が必要なのです。

それを分かってないから、簡単に逃がす。

 

 

当家のリビング(放鳥スペース)のドアの向こうには玄関のドアがあります。

でも、放鳥中にリビングと玄関のドアを同時に開けることは絶対にない。

外出から帰ってきた者を迎える場合、リビングのドアが閉まっていることを確認しないと玄関は開けない。

そもそも、リビングのドアは常に閉めている。

 

当家が常にレースのカーテンを引いて、鳥たちに景色を見せないのは外を認識させない為、小鳥は未知のものを恐れます。

当家の鳥たちにとって、外の世界は未知というか無いものなのです。

だから、リビングの窓を開け放っても飛んで行かないと思います。

もちろん、そんな危険なことはしませんが。

基本、リビング以外で放鳥しないのも同じ理由です。

幾つかの部屋を行き来するようになれば、人間のうっかりの可能性も出てくるし、鳥自身が移動に馴れてしまう。

 

鳥って飛ぶんですよね。

飼い鳥だって、100mや200mはすぐ飛んでく。

頭では分かっているハズだけど、分かっていない鳥飼が多すぎ。

 

私は愛鳥を逃がしたことがありません。

だから、偉そうなことを言えるんだよね!!って思うでしょ。

 

でもね、

当家の鳥たちが血だらけになって死んでいくことを想像し、ロストに恐怖して生活しているのです。

雨が打ちつけ、カラスに追い立てられ、食べ物がなく、何日も何日も飛び逃げ続け。

そんな怖い思いは絶対にさせない。

大きなプレッシャーを自分自身にかけて、鳥たちと暮らしています。

私が異常なのかも・・・でもね、そういう覚悟が少しでもあれば逃がすなんてありえない、ハズ。

 

例えば、放鳥時にスサーして、羽繕いして、ピヨピヨ鳴いて、カキカキするとうっとりして・・・

室内にいるから安心して過ごせるのです。

 

 

小鳥の迷子情報を見ると、半分以上は1歳未満の鳥たちです。

想像するに、何の知識も覚悟もなく鳥飼になった初心者が多い。

 

これから鳥を迎えようとする方、新たに鳥飼になった方へ

無責任なホームセンターや適当なペットショップでは言うかも知れません。

エサ代も安いし、良く馴れますよ。

お値段も安いし、お勧めです・・と。

 

でもね、小鳥を迎えるというのは難易度が高いのです。

それは飛ぶから。

逃すと言うことにフォーカスすれば、あらゆるペットの何倍、何十倍もリスクがある。

体は小さくても病気になれば、10万円、20万円と医療費がかかることもあります。

オカメインコは犬や猫よりも長生きします。

安易に考えて鳥を迎えるのは間違いです。

迎えた後ならば、鳥たちが安心して暮らしていけるように努力してください。

鳥たちは飼い主を信じています。

狭いカゴでいつも待っています。

 

しかし、出来る限りの室内放鳥と外へ逃がすのはまったく別物です。

 

 

 

 

おわり