今日の記事は私見です。
ん?いつも私見なのでいつも通りか。
アキクサインコのちゅらの通院は、いつも不透明なプラケースを使っています。
ケースが少し小さいのですが、病院へ向かう車内では放鳥していますし、
予約診療ですぐ終わるので、病院内だけ我慢してもらっているのです。
ところが、先日はなかなか呼ばれず、おまけに温度が高く、
ちゅらがケースの中で、オタオタし始めました。
貼っていたカイロを外しましたが、やはり暑そう。
(注意)保温で使い捨てカイロを使いう場合はケースの中に
入れてはだめですよ。カイロは酸素を使うので、密閉状態だと
酸素が薄くなります。カイロは外に貼ってください。
仕方なくちゅらをケースから出して、縁に止まらせたのです。
動物病院で鳥を外に出すってマナー違反では?
ですよね。
でも、ちゅらは全く飛ぶことが出来ないのです。
そして、病気に起因しているのか、物事に動じない。
縁にとまったちゅらは、私と一緒に正面を向いたまま、
呼ばれるのをずっと待っていました。
初めて見るであろう待合室の景色に目もくれず、
微動だにしないのです。たまに聞こえてくる他の鳥たちの
声にも無反応。当然一言も鳴かない。
そんな、ちゅらを見ているといろいろなことが頭を廻りました。
ちゅらは生後1か月で一人餌に移行しましたが、
何度もパニックを起こしたため、風切り羽が何枚も抜けました。
それでも、たまに飛んでいたのですが、うまく飛べず落ちたり、
歩いていても、ぶつかったり、つまずいたり・・・
これってアキクサインコあるあるって思っていたのでしたが、
実際は違うのでは?
アキクサインコって、ドジで、大人しいってよく聞きますよね。
もちろん、性格的な場合もあるでしょうが、
アキクサインコの弱い比率が高い個体
(ルビノー、ルチノー、ピンクファロー等の赤目)では
先天的な異常が散見されます。
代表的な症状は3つ。
視力低下、肝臓異常そして、うまく飛ぶことが出来ない。
ちゅらに関しては、視力は問題ないようですが、
肝臓病を発症して、飛ぶことができません。
肝臓病と飛ぶことについて、因果関係があるとは思えないのですが、
同じアキクサ飼い(赤目)の方々からメッセージを頂くと、
視力低下、肝臓異常、飛翔不能がいくつか重複している話が多いのです。
視力低下があれば、当然、物にぶつかったり、飛ぶことも難しくなります。
当家の場合は、右翼のマヒが出ているので飛べません。
右足のマヒも少し出ているので、神経的な異常があるかも・・・
美しさを追求してできた赤目でしたが、
今の赤目たちは、その代償を払っているのだと思っています。
将来的には、交雑というか強い遺伝子が入ってきて、赤目も
強くなるのでしょうが、今は厳しいのだと思います。
もし、ちゅらの異常にもっと早く気付いていたら?
ちゅらは飛べたのかな
そんなことを考えてしまいました。
ちなみに、当家のもう一羽のルビノーのチャチャは
一般でいうアキクサインコとは正反対の最強個体。
退かぬ!媚びぬ!省みぬ!というどこかで聞いたセリフがぴったりの帝女王?
生後1ヶ月半にはきれいな飛翔を見せ、現在の飛翔力は
縦横無尽、威風堂々、正確無比!!の超高速飛行。
飛んでも走っても、どこかにぶつかったり、つまずくという
ところを見たことがありません。
そして、何度もお話ししているように、破壊活動大好き。
こういう強い個体と比較すると、ちゅらの弱さが際立ちます。
あくまでも私見ですが
アキクサインコの赤目(ルビノー、ルチノー、ファロー等)を迎えて
下記のような症状が出ていると、注意する必要があります。
場合によっては信頼できる動物病院での検査をお勧めします。
・ うまく飛ぶことが出来ない
・ ものにぶつかる
・ パニックをよく起こす
・ 眼振(目が震える)が出る
おわり