『ROBOTHEAD OF ‶NEWS OF THE WORLD"』

 

 

 

 

 

 

 

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去年末に実姉が用あって家に来た。

 

今、実家は引越の準備中なのだが、

その際に物置から僕が中学の美術で作った素焼きの貯金箱が出て来た、というのだ。

もう、かれこれ40年以上も前の作品である。

 

シルバーで着彩してあるが、劣化して黄色く変色していたり、

数ヵ所、破損していて、素焼きの色が垣間見られる。

 

当時はロック・バンド、クィーンにのめり込んでいたせいもあり、

アルバム『世界に捧ぐ(原題 : NEWS OF THE WORLD)』の、

ジャケットに描かれているロボットの頭を題材に選んだ。

頭だけ、というのは、技術的にも、サイズ的にも全身を作るのは、

無理と判断していたからだ。

それは妥当で、出来としては、かなりグレードが低いのは否めないものの、

当時の熱量を感じずにはいられないなぁ。

 

と、同時に、今、絵を描いていると同じような気持ちになっているのに気付く。

時間を忘れてしまうほど、熱中し過ぎているって、事に(笑)。

 

 

  ALBUM 『NEWS OF THE WORLD』 (1977)

 

  COMPUTER GRAPHICS OF ROBOTHEAD (2017)

 

 

中には、小銭が幾らか入っているようだが、

取口がないので、壊さない限り取る事は出来ないように作ってある。

 

姉には、僕が死んだら中の小銭を上げるよ、壊していいから、と言っておいた。

まぁ、大した額ではないけれど、ちょっとした浪漫を感じませんか?

 

そう簡単には死にませんけど(笑)。

 

 

 

 

 

珍しい、そして、懐かしい【彫塑】のお話でした、チャン、チャン♫