『プログレ鬱/PINK FLOYD』
モチーフは、ピンク・フロイド。
シド・バレットの初期のサイケデリック感覚溢れるポップ・ミュージックも捨て難いものの、
『狂気/DARK SIDE OF THE MOON』、『炎/WISH YOU WERE HERE』、
『アニマルズ/ANIMALS』、そして、『ザ・ウォール/THE WALL』と、
他のプログレ・バンドとはケタ違いのセールスを記録した時代のアルバムは、
音もジャケットも群を抜いている。
『狂気/DARK SIDE OF THE MOON』(1973) 『炎/WISH YOU WERE HERE』(1975)
『アニマルズ/ANIMALS』(1977) 『ザ・ウォール/THE WALL』(1979)
プログレというと、何かゴチャゴチャした、複雑でコラージュ的なイメージだが、
意外にも彼らの音楽は、シンプルにブルースやブラック・ミュージックに通ずるソウル、
ダンス・ミュージックに聴こえてくるのが不思議である。
1981年にリリースされたベスト・アルバムのタイトルが、
『時空の舞踏/A COLLECTION OF GREAT DANCE SONGS』というのも、
パロディな皮肉ではなく、納得のいくモノなのだ。
そんな感じを絵に描いてみました。
版ズレっぽく、不協和音だけど、バランスが取れているような感覚を、
赤と青と白(地)のシンプルな色合いを基本にして表現しています。
『時空の舞踏/A COLLECTION OF GREAT DANCE SONGS』(1981)
2021年のサイケデリック&プログレ路線の新作です。